講談社文庫作品一覧

真・甲陽軍鑑 武田信玄の秘密
講談社文庫
直木賞作家が書き下ろす、新境地の時代小説。名将・武田信玄に重用され、武田四名臣の1人に数えられた高坂弾正忠昌信。美童の頃から仕え始め、宿老として息を引き取るまで武田家に人生を捧げた高坂が、今まで守り通してきた信玄の恐るべき秘密をここに明かす――エンターテインメントの巨匠が満を持して放つ、異形の新戦国時代小説。<文庫書下ろし>(講談社文庫)
直木賞作家が書き下ろす、新境地の時代小説。名将・武田信玄に重用され、武田四名臣の1人に数えられた高坂弾正忠昌信。美童の頃から仕え始め、宿老として息を引き取るまで武田家に人生を捧げた高坂が、今まで守り通してきた信玄の恐るべき秘密をここに明かす――エンターテインメントの巨匠が満を持して放つ、異形の新戦国時代小説。<文庫書下ろし>

カタブツ
講談社文庫
まじめさゆえに窮地に陥ってしまう愛すべき隣人たち。どこかで身に覚えのある危うい心、共感せずにはいられないミステリー集ーー家庭がありながら運命的な出逢いをしてしまった二人、人の世話ばかり焼いてしまう癖を恋人に咎められる青年、息子が事故に遭遇しても足がすくんで助けられない夢にうなされる母親、隣室の女性がストーカーに殺されたのに何もしなかったと非難される男……。誠実な人々の窮地を描いて共感を呼ぶミステリー集。

宇宙海兵隊 ギガース
講談社文庫
「ST」と並ぶ今野敏の傑作シリーズ登場!
祝 第21回山本周五郎賞、第61回日本推理作家協会賞ダブル受賞!!
横井孝二SDギガース袖イラスト掲載!
地球連合は独立を求める木星圏の反乱者たちとの抗争に苦戦していた。膠着状態を打破すべく最新兵器の投入が決定される。コードネーム「G」――「ギガース」、そのパイロットは情報部から来たリーナ・ショーン・ミズキだった。彼女と宇宙海兵隊の男たちの新たな戦いが始まる。著者、もうひとつの代表作!

ハチミツドロップス
講談社文庫
かけがえのない居場所。そこが突然なくなるなんて……。YA(ヤングアダルト)の新たな旗手・草野たきが描く傑作長編! ーーお気楽なソフトボール部のキャプテン、カズ。クールな高橋。坂本竜馬フリークの真樹。ちょっとエッチな田辺さんに、運動神経ゼロの矢部さん。愉快な仲間たちとの部活のかたわら、直斗との恋も絶好調。だけど、ハチミツのように甘かった中学生ライフが一変。真面目な1年生が入部して、立場がなくなってしまう。

偏愛文学館
講談社文庫
夏目漱石、吉田健一、宮部みゆき、ジュリアン・グラック、ラヴゼイ……。古今東西様々なジャンルの「本」39冊を独自の視点観点で紹介する。ブックガイドとしてだけでなく、『大人のための残酷童話』『パルタイ』といった名作を残した著者自身の作品世界、その背景までをも垣間見ることのできる究極の読書案内。

陽月の契り 武者とゆく(五)
講談社文庫
かさねがさねの理不尽 許すことはできぬ!
飢饉の館林城下で新田開発を願い出た名主らに、年貢着服の発覚をおそれた代官は謀反の罪を着せた。名主らを江戸に逃した2人の藩士は、桜井俊吾に助太刀を頼んだ。だが無腰の俊吾を狙い、剣客持丸龍門が闇討ちをかける。非道なり、悪代官一味。愛犬武者とともに、怒れる俊吾が立ちあがる!<文庫書下ろし>

泣けない魚たち
講談社文庫
僕にザリガニの味を教えたのは、6年生の春に転校してきた、こうすけだった。クラスの誰ともしゃべらないこうすけと僕の間には、二人だけの秘密があった。ひと夏をともに過ごし、成長する少年たちの姿をみずみずしく描く表題作ほか、2編を収録。坪田譲治文学賞、椋鳩十児童文学賞をダブル受賞した、デビュー作。僕とあいつだけの、秘密の場所がある!

新装版 孫子(下)
講談社文庫

新装版 孫子(上)
講談社文庫

ホカベン ボクたちの正義
講談社文庫
逆転につぐ逆転!こんな法廷ミステリが読みたかった。
リーガル・サスペンスの第一人者が描く法廷の迫力!
コミック、ドラマでも話題騒然!
正義感に燃える新米弁護士(ホカベン)堂本孝に、5歳の娘を連れた母親が離婚相談に訪れる。夫のDV(ドメスティック・バイオレンス)を察知し奔走する堂本。ところが、依頼人は夫を刺殺してしまう。保険金殺人か。依頼人は事実を語らない。熾烈な法廷対決の果てに浮上した恐るべき真相、そして堂本孝だけが最後に見た光景とは!?<文庫オリジナル>

深海のアリバイ(下) マイアミ弁護士ソロモン&ロード
講談社文庫
幼な馴染みは完全無欠!パートナーはろくでなし?
次第に明らかになる隠された過去、迫る審判の時。ロマンス&サスペンス
父親の法曹資格回復申請を当人に拒否されて行き詰まるスティーヴは、事件の関係者に話を聞いてまわるうちに何者かに襲われ、甥のボビーのお蔭で九死に一生を得た。裁判は不利な展開ながら親密さを増していく母親とグリフィンの関係に悩まされるヴィクトリア。ジュニアとの恋の行方、そして事件の真相は?

深海のアリバイ(上) マイアミ弁護士ソロモン&ロード
講談社文庫
被告人の息子は初恋の人。恋も裁判も前途は多難。
メキシコ湾沖のサンゴ礁に浮かぶリゾートホテル構想をめぐる殺人。
二人きりのボートで環境保護局員が殺され、サンゴ礁に浮かぶリゾートホテルを構想する大物実業家ハル・グリフィンに容疑が。ヴィクトリアは家族ぐるみの付き合いだった彼の弁護を引き受けたものの、恋人で共同経営者のスティーヴは、ジュニア・グリフィンのかっこよさに嫉妬して、ダイバーの彼を疑う始末。

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく
講談社文庫
癌との闘い。そして、ツール・ド・フランス7連覇
ランスは、25歳で睾丸癌を発病。生存率20%以下、苦しい闘病生活を経て、再び自転車に乗ることを決意する。世界一過酷なツール・ド・フランスで復活優勝を遂げ、栄光の黄色いジャージ、マイヨ・ジョーヌを着る。さらに7連覇の偉業を達成。過酷な人生を鮮やかに生きる勇気の記録。涙と感動のベストセラー。

頭脳のスタジアム 一球一球に意思が宿る
講談社文庫
「一球たりとも根拠のないサインは出しません」「僕のピッチングスタイルは“自然の力”を借りたもの」「毎晩、頭の中でイメージング」「力が入らない楽なポイントが分かれば、無意識の意識が生まれる」「マウンドには、人を殺しに行くという感じ」……松坂大輔/城島健司/松中信彦/和田毅/宮本慎也/和田一浩/五十嵐亮太/豊田清……自分の感覚を言語化できる、8選手への珠玉のインタビュー集。
◎「脳の叡智が地球と交わる時、選手の身体に野球の神様が降臨する。」<茂木健一郎>

なめこインサマー
講談社文庫
幻の子育て日記を含むイラストエッセイ集。
今日のおやつはなめこにしよう、と冗談で言うと、娘・2歳はニッコリうなずいた。本当かよと思いつつ、めんつゆであえる。喜んで食べましたね、娘は。――ちょっと恥ずかしい幻の子育てエッセイ「珍ごはん」や、同窓会誌に寄稿した高校生活告白文などを発掘収録。虚実が高速で交錯する、戦車エッセイ!

末世炎上
講談社文庫
自分はいったい何者なのか?傑作時代青春ミステリー!
豊かな髪を持つ美貌の娘、髪奈女(かみなめ)。記憶を失った髪奈女を拾い上げた、うだつの上がらぬ役人、橘音近。名門に生まれながら、無為に遊び暮らす在原風見。付け火に怯え、末法思想の蔓延る平安京で、大掛かりな政治的陰謀に巻き込まれるなか、3人は、ぎこちなくも、自らの生きる道を選び出す。傑作時代青春小説!

好き好き大好き超愛してる。
講談社文庫
愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。「恋愛」と「小説」をめぐる恋愛小説。2009大学読書人大賞受賞。(講談社文庫)
Love Love Love You I Love You
愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。「恋愛」と「小説」をめぐる恋愛小説。
2009大学読書人大賞受賞

浄土
講談社文庫
「私はあなたと別れます。なぜならあなたが途轍もない馬鹿だとわかったからです。足は臭いし、チンポが臭いくせにフェラチオしろと言うし」誰もがみな本音しか言わないすがすがしい街「本音街」、突然現れ日本を大混乱に陥れる巨大怪獣「ギャオスの話」他全七篇。奇想あふれる破天荒なる爆笑暴発小説集!
ボンクラの同僚にむかつくOL。占い師を探し求めてさまよう男。
浄土にあこがれ穢土にあがくお前。俺。
「私はあなたと別れます。なぜならあなたが途轍もない馬鹿だとわかったからです。足は臭いし、チンポが臭いくせにフェラチオしろと言うし」誰もがみな本音しか言わないすがすがしい街「本音街」、突然現れ日本を大混乱に陥れる巨大怪獣「ギャオスの話」他全七篇。奇想あふれる破天荒なる爆笑暴発小説集!

乱調
講談社文庫

クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識
講談社文庫
戯言遣いと殺人鬼の邂逅――「戯言シリーズ」
屈指の人気作!
人を愛することは容易いが、人を愛し続けることは難しい。人を殺すことは容易くとも、人を殺し続けることが難しいように。生来の性質としか言えないだろう、どのような状況であれ真実から目を逸らすことができず、ついに欺瞞なる概念を知ることなくこの歳まで生きてきてしまった誠実な正直者、つまりこのぼくは、5月、零崎人識という名前の殺人鬼と遭遇することになった。それは唐突な出会いであり、また必然的な出会いでもあった。そいつは刃物のような意志であり、刃物のような力学であり、そして刃物のような戯言だった。その一方で、ぼくは大学のクラスメイトとちょっとした交流をすることになるのだが、まあそれについてはなんというのだろう、どこから話していいものかわからない。ほら、やっぱり、人として嘘をつくわけにはいかないし――戯言シリーズ第2弾