講談社文庫作品一覧

千曲川殺人悲歌 小諸・東京+-の交差
講談社文庫
不可能犯罪の底にある島崎藤村の詩
2つの同窓会がつないだ謎の連鎖に名探偵カップル壮&美緒が挑む。
東京の自宅駐車場で刺殺死体となって発見された若き天才画家。その恋人は同夜、別の場所で毒死を遂げていた。無理心中かと見えた事件の裏に、画家に殺意を抱く多くの容疑者が浮かぶ。もつれた謎が辿りつく信州・小諸でのある悲劇とは?島崎藤村の詩が彩る究極の不可能犯罪。鉄壁のアリバイを突き崩せ!

ビンゴ
講談社文庫
新宿ゴールデン街。酒場のマスターでありながら事件屋稼業を営む小田健に寄せられた依頼。勝手知ったる路地裏、何でもない調査のはずが……。傭兵、殺し屋、政治家に土建屋、美女をも巻き込み夜の街・新宿から丹沢山系へ。吼える銃、ほとばしる暴力、疾走するストーリー。文句無し、大興奮ページターナー!(講談社文庫)
思わず電車を乗り過ごす痛快無比な面白さ!
咆哮する火器、疾走するストーリー、エンタテインメントの極致!
新宿ゴールデン街。酒場のマスターでありながら事件屋稼業を営む小田健に寄せられた依頼。勝手知ったる路地裏、何でもない調査のはずが……。傭兵、殺し屋、政治家に土建屋、美女をも巻き込み夜の街・新宿から丹沢山系へ。吼える銃、ほとばしる暴力、疾走するストーリー。文句無し、大興奮ページターナー!

木曽路妻籠宿殺人事件
講談社文庫
祭り見物の赤かぶ仮装行列殺人に遭遇!!
信州名物、五平餅の“元祖と本家”争いをめぐる複雑な人間模様が!?
祭りに沸く木曽妻籠宿。文化文政風俗絵巻行列を行天燎子(ぎょうてんりょうこ)警部補と見物する赤かぶ検事の目前で、仮装の浪人が虚無僧(こむそう)を斬殺する。驚いた馬が花嫁を振り落とした!?「おみゃあさん、話してちょ」早速真相究明に乗り出した赤かぶは、名物・五平餅をめぐる“元祖と本家”争いに行き着く。赤かぶの推理が冴える長編。

神曲法廷
講談社文庫
29人の死傷者を出した、神宮ドーム火災事件。その公判直前に東京地裁の密室で、担当弁護士と判事が殺害された。やがてドームに被告の死体が……。これは司法への挑戦か!? 「正義は果されねばならない」という神の声を聴いた検事・佐伯は、事件を追う。謎は失踪した異端の建築家が造るドームにあった!? ダンテの「神曲」が底に流れる、壮麗な新本格推理巨編。「真の探偵は神である」ーー神に選ばれた検事が追う、神宮ドームに隠された連続殺人の謎とは?

図南の翼 十二国記
講談社文庫
王になるために、国を救うために、少女は蓬山を目指す。
大丈夫、あたしは運が強いんだもの。
12歳、珠晶の苛酷な旅の叙事詩!!
何不自由なく豪商の娘として育った少女・珠晶(しゅしょう)は先王の歿後、荒廃した恭国を憂い自ら王となるため蓬山(ほうざん)を目指す。侍女の衣を失敬し家を抜け出したものの騎獣をだましとられ、苦難の末に辿り着いた蓬山には自らを恃(たの)む人が溢れていた。だが、最後に麒麟が跪(ひざまず)いたのは……。十二国供王誕生への遠大なる旅の物語!!

潔白
講談社文庫
たった1人の女性証人が死刑を“宣告”した!
無実の男を電気椅子から救えなっかた過去を持つ弁護士に無罪を訴える友からの依頼が……。
法廷弁護士として共に働いたアイラが殺人容疑で逮捕された。弁護を依頼されたグレッグ、しかし事件当夜のアリバイが立証できない。一方、検察側の目撃証人サンディによる完璧な証言によりアイラは死刑を宣告される。友を救う手だてはあるのか。正義を問い、法の盲点を突く、リーガル・ミステリの真骨頂!

悪意
講談社文庫
人はなぜ人を殺すのか。
東野文学の最高峰。
人気作家が仕事場で殺された。第一発見者は、その妻と昔からの友人だった。
逮捕された犯人が決して語らない「動機」とはなんなのか。
超一級のホワイダニット。
加賀恭一郎シリーズ

ON AIR―女子アナ 恋モード、仕事モード
講談社文庫
思わずビックリ。これが女子アナのホンネですーー恋愛、仕事、ひとり暮らし。女の悩みは、あれこれ揺れる。これってふつうでしょ!? ああ、でも私は「女子アナ」、世間のイメージにもいろいろあって……。うーん、やっぱりこの際、思うこと全部書いちゃいます。ラジオでおなじみ、ミズタニが本音で綴る、読み始めてニヤリ、読み終わってドキリの軽妙エッセイ。

審問(下)
講談社文庫
リッチモンドの大陪審がスカーペッタの調査に動きだしたらしい。NYからは、狼男事件の再捜査で辣腕の女性検事がやってくる。窮地に立つ検屍局長は、マリーノ警部とともに反撃を開始した。それは郊外のモーテルで見つかった不審な死体がきっかけだった。今、すべての謎が明かされる。身も凍る衝撃のラスト! (講談社文庫)
スカーペッタ検屍局長が辞任 日米同時発売。憔悴のスカーペッタに副署長殺害の疑いが。一方FBI捜査官ベントンが残した秘密ファイルが発見される。いま、すべての謎が明らかになる。シリーズ最大の衝撃作。

審問(上)
講談社文庫
悪夢のような〈狼男〉の家宅侵入事件から24時間。危うく命を落としかけたスカーペッタは、友人の精神科医の家に身を隠す。が、追い討ちをかけるように彼女に殺人疑惑がふりかかる。血まみれの死体で発見された副署長ブレイ殺害に関わりがあるというのだ。前作『警告』の直後から始まる検屍官シリーズ第11弾。(講談社文庫)
検屍官スカーペッタシリーズ待望の第12弾。スカーペッタの家に侵入した狼男。危うく命を落とすところだった。前作『警告』の直後から始まる<検屍官>シリーズ最新作。事件の背後にひそむ本当の黒幕とは?

女性司祭
講談社文庫
この巻物(パピルス)には、世界の秩序を覆す秘密が!?
エジプトから持ちかえった古文書を巡る、コレクターと考古学者キャサリンの対決の行方は……。
ここには世界の秩序を覆す真理が隠されている――そう直感した考古学者キャサリンは、エジプトで発見した巻物を密かにアメリカに持ち帰り、解読を始めた。キリスト教的正義を逆転する奇書に冷酷無比なコレクターが追いすがり、殺人が起こる。さまざまな罠と知恵比べ。現代と古代が交錯する長編サスペンス!

海潮音
講談社文庫
海の上まで秀吉の思いのままになるか!
戦国の世に国際商人として生きた伊丹屋助四郎の波乱万丈な一生涯
信長に最愛の父を惨殺された。堺衆への見せしめとして斬り捨てられた父への思いから、伊丹屋助四郎は同じ海の国際商人をめざす。港の荷揚げから始め、ついに自分の船を手に入れた助四郎に、今度は秀吉の圧政が立ちはだかる。反骨心を胸に彼は大いなる海へと漕ぎ出す。骨太な筆致と豊かな構想で描く歴史長編。

特急「白山」悪女の毒
講談社文庫
毒死した男の過去と3人の美女たち。女たらしの悪漢探偵・鏑木一行が洗い出す、被害者の驚くべき姿とは? ーー金沢駅で「白山」から下車した男が、急死した。死因は、青酸中毒。依頼を受けた悪漢探偵・鏑木一行が洗い出したのは、男の高校時代のいじめ自殺事件と女性遍歴。だが犯人を特定できぬまま、「白山」では第2、第3の事件が。背後にちらつく3人の美女と、殺意の闇に潜む恐るべき宿命とは? 傑作トラベル・ミステリー。

創竜伝(11) 銀月王伝奇
講談社文庫
避暑地の怪!
流星雨の夜、魔物が目覚める!?空前絶後の空中戦
国際演劇祭の準備で盛り上がる初冬の避暑地・霧立町で、数名の行方不明者が。調査を依頼されて、竜堂4兄弟は現地にのりこんだ。世界一の美女(自己申告)にして史上最強の女戦士・小早川奈津子も巻きこんで、兄弟に次々と襲いかかる怪現象!流星雨の夜によみがえる銀月王の正体とは?謎と怪奇の特別編!

壊滅日本 17の致命傷
講談社文庫
「こんな日本に誰がした!」日本は崩壊する! 致命傷を抉りだし処方箋を提示ーー「腹がたつ。こんな日本に誰がした!」日本を崩壊させている〈17の致命傷〉に、怒りをこめて鋭いメスを入れる。議員バッジで金もうけする土建政治、倒産・貸し渋りに喘ぐ町工場、原発事故にさらされる住民、いじめ自殺の子どもなど、社会の深層に根を張る症例を抉りだし、解決に向けての処方箋を提示する。

社長のモラル 日本企業の罪と罰
講談社文庫
呆れはてたトップの発想法!
平気で嘘をつく社長たち。会社大国の深い闇を照射!
経営トップの公私混同、粉飾決算、モラルすら忘れた大儲け主義。あげくに平気で嘘をつく社長たち。一流企業に次々と表面化する、この恐るべき体質は、どのように醸(かも)し出されてきたのか。戦後から現在まで、日本企業が犯した多種多様な企業事件を題材に、会社大国の深い闇を照射する。(『戦後企業事件史』改題)

社長、解任さる 短編小説全集(下)
講談社文庫
取締役会クーデターの真相は?
初の短編全集全3巻が完結!あふれる高杉作品の魅力(ロマン)。
「私は、明日の取締役会で、社長解任の動議を出すつもりだ。きみも賛成してくれるね」――社長の座を巡って虚々実々の駆け引きが展開する表題作。権力の下で翻弄されるミドルの苦衷(くちゅう)を、共感あふれる筆致で描く2編。あわせて高杉作品の真骨頂がいっぱいの計9編を収録する。初の短編全集全3巻が完結!

架空取引
講談社文庫
企業悪と対決する男の運命
不良債権に絡む巨悪の正体を追う経済サスペンス小説。
銀行系リース会社に勤める中年管理職の甲斐(かい)は、左遷の身だったが、8年ぶりに審査部長として呼び戻される。さっそく審査に乗りだすと、目にあまる不良債権、おかしな伝票、迂回取引の実態が浮かびあがる。会社を覆うどす黒い影の正体とは?一度は敗れた男が再生を賭け、企業悪と対決する経済サスペンス。

解明・拓銀を潰した「戦犯」
講談社文庫
思惑絡みで生贄にされた!?
バブルに踊った名門銀行への重い“非情な宣告”!
バブルに踊り、金融不安に翻弄された拓銀。危機に瀕してなお大蔵省を頼る経営陣に官僚はつれない。名門都銀は新しい金融システム構築の生贄にされたのか?破壊された地域経済と、市民生活の再生は可能か。渾身の新規取材を加え、エリートたちの「犯罪」を徹底的に追及する。(『拓銀はなぜ消滅したか』改題)

泣きの銀次
講談社文庫