講談社文庫作品一覧

永仁の壼 偽作の末
講談社文庫
永仁2年銘をもつ古瀬戸最古の壺が、重要文化財に認定された。だが実は昭和の名陶工、加藤唐九郎による贋作であるとされ、当時の文部技官小山冨士夫は失脚、真相は当事者の死去にともない謎につつまれた。発覚から30年、新資料と証言を駆使してあらためて事件の真相に迫る意欲的ノンフィクション作品。

課長 島耕作の成功方程式
講談社文庫
成功するにはどうしたらいいのか?部下が上司を選べない会社組織の中で、摩擦を起こさず、チャンスを逃がさず、自分らしく生き抜くための方程式がこれだ。社内恋愛、ビジネスマインド、派閥人事に男の責任と様々な難題をクリアしヤング・ビジネスマンに大きな共感を呼んだ人気コミックのキーワード60。

ストレス学入門
講談社文庫
ストレスと上手につきあう法をズバリ伝授!
イライラする、肩が凝る、吐き気がする、耳鳴りがする……日常生活の様々な場面で、私たちを襲う身体症状の背後にストレスという魔物がいます。ストレスとは何か、ストレスに強い弱いとはどういうことなのか? 本書の自己判断テストが、あなたがかかりやすいストレスの傾向とその対処法をズバリ診断します!

背信の税制
講談社文庫
庶民をいじめる亡国税制を撃つ! 消費税アップを決める前に、なぜ大企業の優遇税制にメスが入らないのか。海外に経営拠点を移して法人税を免れるとは何事か。こんな不公正税制を放置して、財源不足を広言するなかれ。悪魔の仕組み、税制の歪みを暴き、生活者に眼をむけた根本的な改革への具体的提言を行う。

脱大不況
講談社文庫
戦後最悪、最長の平成不況に出口はあるのか!これまでの繁栄を支えてきた“年功序列”“終身雇用”“企業内組合”のシステムは切り捨ねばならない。21世紀の地球時代を迎えるにあたっては“現場主義”“チームワーク”“結果責任の伴うリーダーシップ”の新しい日本式経営システムの導入こそ、不可欠である。

堤清二とセゾングループ
講談社文庫
時代をリードした詩人・経営者の指導力とは
世俗をにくむ詩人であり、バランスシートを読む経営者――相反する二つの顔をもつ堤清二は、100社を超えるセゾングループ企業に君臨する総帥として、何を考え、どう行動してきたのか。時代をリードした「文化産業」の盛衰を克明にレポートして、その実像に迫る力作ノンフィクション。『漂流する経営』を改題。

過労病棟
講談社文庫
「突然2、3度からだに震えが走り、胸が圧迫され、私は椅子の肘掛けを握りしめていた」──エリート支店長が倒れた。長期入院で露わになる家族の真実。会社の冷酷な対応。不安になる自分の将来。どうしたらいいのか分からないまま、病床を襲う恐怖の悪夢。情容赦なく迫られるサラリーマンの苦悩を把えた力作。

創竜伝(5)蜃気楼都市
講談社文庫
日本海に臨む海東市にある白楊学院の日高院長は竜堂兄弟の亡き祖父の友人だった。その院長からある日、SOS信号を受けた四兄弟は、2学期の始まりから学園を救うため出撃した。謎の転校生・終と余は巨悪たちの集う仮面パーティに潜り込み、大暴れ。怒りの四兄弟がそろってドラゴンに変身するのはいつか!?

人事権!
講談社文庫
人事の決定権を握る会長の逆鱗に触れたとき、当人はもとより社内は、一瞬にして緊張が高まった。「きみの後を誰にするかは、わたしが考えることだよ!」──なぜかくも人事権は魔力をもつのか。人事異動、左遷、後継者選びなど、運命はたえず左右される。生殺与奪の宝刀をめぐる大企業の修羅場をリアルに描く。(講談社文庫)
人事の決定権を握る会長の逆鱗に触れたとき「きみの後を誰にするかは、わたしが考えることだよ」なぜかくも人事権は魔力をもつのか。人事異動、左遷、後継者選びなど、生殺与奪の宝刀をめぐる修羅場を描く。

アサッテ君(1)偉大なる家族の巻
講談社文庫
絶妙のユーモアでサラリーマン家庭を描く!――家族を愛し、もちろん仕事もそれなりに愛している我らが良き隣人アサッテ君。御同輩と同様に、気楽そうに見えてもけっこうタイヘンな毎日を過ごしております。平凡なサラリーマン一家をとりまく平凡な日常を、絶妙のユーモアで描きながら大庶民の本質を鋭く浮かびあがらせる東海林さだおの傑作4コマ第1弾。

危機を活かす
講談社文庫
政治・経済・日本式経営・家計の危機に対処! ーー日本は、いまや政治、経済、日本式経営、家計の4つの危機に陥っている。新時代の新しい創業に向かって、どのように対処したらよいのか……。まず第1に、国民の一人ひとりが、気質を変えなければならない。未来の不安よりも現在の豊かさを、変化を恐れるよりも可能性を喜ぶ気質こそ、危機を活かす条件である。

正言は反のごとし 二人の謙三
講談社文庫
清廉の政治家、松村謙三と河野謙三の生き方、政治行動を辿る。いまの政治は何を失ったのか? 理想を追い反主流扱いされた二人のの厳しい言動を、汲むべきではないか。現在の不幸は、「反のごとし」的存在の政治家がいないことに由来する。正言の通らない政治の歪みを、「二人の謙三」を通して、舌鋒鋭く衝く!

会社ルネッサンス
講談社文庫
人も会社も変化を余儀なく迫られる現代社会。では、どう変わればいいのか!? 国際化、情報化、先端化の流れの中で、組織とそこで働く人間たちが問い直される問題とは? より人間らしく快適な会社生活をおくるために、仕事の進め方、組織のあり方、社員の働き方の指針を具体的な例で示す、いま必読の書!

本田宗一郎 思うままに生きろ
講談社文庫
堂々たる人生――本田宗一郎の花と嵐を克明に追う。びっくりするほど痛快で、とてつもなく人間味にあふれ、好きな道を突っ走った男の生涯が、ここに輝いている。ハングリーな鍛冶屋の伜が、エンジン開発に情熱を燃やし、クルマに夢を託した秘密とは何か。実業に徹し世界にアピールした軌跡を明かす。

カナリアが囁く街
講談社文庫
バブル経済が崩壊し国内が混乱すると予言した、極秘のレポートが作成された。それを受け取った内閣情報調査室は、治安強化を求める世論の喚起を目的に、ある組織を使って、各地でテロ事件を頻発させる。それを阻止するため、一人の捜査官が首相官邸に呼ばれ、動き始めた……。危機迫る、情報サスペンス小説。警視庁が震撼した7日間。首相の特命で、極秘捜査官が凶悪テロに挑む!
バブル経済が崩壊し、国内が混乱すると予言した極秘のレポートが作成された。それを受け取った内閣情報調査室は、治安強化を求める世論の喚起を目的に、ある組織を使って各地でテロ事件を頻発させる。それを阻止するため、1人の捜査官が首相官邸に呼ばれ、動き始めた……。危機迫る、情報サスペンス小説!

平成維新PART2
講談社文庫
国家主権から生活者主権へ改革の好機がやってきた。今こそ行動の時!既得権の護持、弁護に汲々としている既存政党や官僚に任せるのではなく「平成維新」を正面から標榜し、その道程を示し、着々と実現していく新しいグループに国民の1人ひとりが加わっていく。これこそが、日本を創造する第一歩である。

ブラックオパ-ルの秘密
講談社文庫
宝石が映しだす愛と哀しみを描く推理傑作集
宝石箱を狙ってキャサリンの家に泥棒が入った。買ったばかりのブラックオパールは恋人浜口のもとに預けてあり難を免れる。続けて、京都・嵯峨野の竹林で起こった殺人事件。発見された代議士夫人の死体からもブラックオパールの指輪が抜きとられていた。宝石にどんな謎が?愛の哀しみを描く推理傑作集。

天翔船に乗って
講談社文庫
「宇宙皇子」の著者が贈る、古代史・超面白物語。古代が活き活き甦える楽しいテキスト! ーー古代とはどんな時代だったのか? 人々は何を考えて生きていたのか? 驚異のベストセラー『宇宙皇子』の著者が、長年にわたる古代史への研鑽と熱き思いを一挙大公開! 知れば知るほど面白いエピソードと蘊蓄を満載した、やさしく楽しい日本古代史ノート。さあ、あなたも天翔船に乗って、古代へタイムスリップ!

徹夜対談・いつもロンリーだった
講談社文庫
大スター小林旭。人生の荒波をいくつも乗り越え、今もその存在感は薄れない。〈旭フリーク〉を自認する内館牧子が、今、生の「旭」に体当たり! 約8時間にわたる「徹夜対談」を決行した。女、男、映画、仕事、結婚、失敗、虚無感、これからのこと――縦横無尽に語り合った〈旭とその時代〉必携永久保存版!
◎…ある夜、小林さんはポツンとつぶやいた。「裕次郎もひばりも雷蔵も、みんないなくなっちゃったよ」…この時から、私はいつか小林さんと本気で対談してみたいと思い続けてきた。「状況」だけではなく、「心況」も聞きたいと思い続けてきた。… 内館牧子「あとがき」より

おとこの天気 おんなの元気
講談社文庫
女遊び、結婚、勝負など、男の生活用語から男を斬る! ーーおとこだけに特有の持ち物、行動、心理。それらをキー・ワードとして観察するとき、おとこの本質・本音がみごとに浮かび上がる。具体的な事件やエピソードで、軽妙かつリアルに「女性とはちがう生物」であるおとこを描く、ユニークなエッセイ事典。おとこが理解できなくて悩んでいるあなたに、必読の読み物。この1冊でおとこの正体がよくわかる!