新刊書籍
レーベルで絞り込む :

2023.08.10発売
赤井沙希写真集『GRACIA』
写真集・画集
DDT所属の超人気女子レスラー、赤井沙希。
10年間の集大成となるメモリアル写真集が発売決定!
デビュー10周年という節目を機に現役引退を発表。
「強く、気高く、美しく」をテーマに勇ましく闘う姿は、プロレスファンのみならず大勢の人々を魅了し続けてきました。
本作の撮影テーマは「ひとりの女性として、等身大の赤井沙希」。
超貴重なコスチューム姿での練習風景や、自然体で過ごす"ありのままの赤井沙希"を1冊にたっぷり収録しました。
磨き抜かれた圧巻の肉体美はもちろんのこと、洗練された美裸身を初披露。
更なる飛躍を遂げる赤井沙希を、ぜひその目で確かめてください。
●プロフィール
赤井沙希(あかい・さき)/1987年生まれ、京都府出身。2013年にDDTプロレスリングよりプロレスデビュー。女子プロレスラーとしては珍しい174cmの長身&細身というスタイルを武器に活躍を遂げる。以降、'15年にアイアンマンヘビーメタル級王座、'20年にKO-D6人タッグ王座、'22年にプリンセスタッグ王座を獲得。「強く、気高く、美しく」をテーマとした圧倒的パフォーマンスで、唯一無二の存在感を放つ。

2023.08.10発売
ブックキーパー 脳男(下)
講談社文庫
乱歩賞史上最強のダークヒーローが帰ってきた!
驚異的な知能を持ちながら「心」のない男と、警察庁の華麗なるエリート警視が頭脳対決!
警視庁で開発中の異常犯罪データベースによって遠く離れた場所で相次いだ3件の殺人事件にはすべて拷問の痕があると判明し、続いて愛宕市でも氷室財閥当主が犠牲者に。異常犯罪のエキスパートとして現地に急行した警察庁の若き女性警視・鵜飼縣は茶屋警部を従えて捜査にあたる。一方、同市の鞍掛署は秘かに謎の老人の行方を追っていたが、発見した途端に鈴木一郎=脳男が現れて妨害する。鞍掛署にはまた署をあげての交通事故隠蔽疑惑があり、真相を探ろうとした茶屋のかつての部下が殺される……。
鍵を握る「ブックキーパー」とは何者か? 残虐な連続殺人事件の真相とは? そして神出鬼没の脳男=鈴木一郎が戻ってきた理由とは?
乱歩賞受賞最大の問題作「脳男」シリーズがさらにパワーアップして登場。総勢60名以上の人物を見事に描き分け、テンポよく切り替わる場面に目が離せない、エンタメの王道を行く超弩級サスペンス巨編。

2023.08.10発売
仇討ち異聞 大江戸閻魔帳(八)
講談社文庫
南町奉行根岸肥前守も青山麟太郎を気にかけている。この麟太郎、事件ともなると、首を突っ込むだけでなく、奉行所も一目を置く冴えを見せる。
その一方で、閻魔堂赤鬼という立派な筆名をもつ戯作者でもあるのだが、地本問屋「蔦屋」の二代目お蔦がいくら発破をかけても原稿は遅れ気味で、戯作者としては、いまいちぱっとしない。
おせっかいな麟太郎が行き倒れていた浪人を救った。信濃浪人風間左門は知り合いの倅を探していた。それは、父の仇を討つため江戸に出てきて十年になる総髪の若者相良恭之介。だが麟太郎は、旗本御家人の馬鹿息子らと喧嘩をしている博奕打ちや食詰浪人たちの群れに、恭之介らしき若者がいることに気づく。仇討ちの旅はどうなったのか?
表題作をはじめ、一筋縄ではいかない四編の事件帳。
ベテランの多彩な筆が冴える、人情味ゆたかな書下ろし人気シリーズ。

2023.08.10発売
忌み地 屍 怪談社奇聞録
講談社文庫
そのマンションはトラブルが日常茶飯事で、飛びおり自殺や首吊り自殺は何度もあった。
「あれ、人間かな──」
次の瞬間、ばちんッ、と大きな音が響いて、あたりが真っ暗になった。
死を決意して訪れた樹海で体験した戦慄の一夜。
アウトローが出入りするマンションで押入れから聞こえる音の恐るべき正体。
ひとりでに路地を移動するスーツケースと実際の事件との奇妙な一致。
怪談社の糸柳寿昭と上間月貴が取材した怪異を、福澤徹三が書きおこす怪談実話シリーズ第4弾。

2023.08.10発売
最後の光 警視庁総合支援課2
講談社文庫
シリーズ累計90万部突破!!
「支援課」シリーズ最新刊。
痛みは、分かち合えるのか――
家庭内で、幼い命を奪われた。
支援課・柿谷晶は、憔悴する母親を支援しようとするが……
答えなき難問に、若きヒロイン・柿谷晶が立ち向かう。
新時代の警察小説!
〈あらすじ〉
家庭内で、幼い命が奪われた。
逮捕されたのは、母・夏海の交際相手。
母子は日常的に暴力を受けていたという。
支援課・柿谷晶は支えとなり得る人物を探そうとするが、
夏海は子どもの実の父親について頑なに口をつぐみ――。
答えなき仕事に奔走する、若き女性警察官を描く「総合支援課」第2巻!
〈文庫書下ろし〉

2023.08.10発売
修羅の家
講談社文庫
女の毒が体内に入り、蝕まれていく--
簡易宿泊所で暮らす晴男はレイプ現場を中年女性・優子に目撃され、彼女の家につれていかれる。
そこには同じ格好をした十名ほどが「家族」として暮らしていた。
おぞましい儀式を経て一員となった晴男は、居住者は優子に虐待されていることを知る。
一方、区役所で働く北島は、中学時代の初恋相手だった愛香と再会し「家族」での窮状をきく。
北島は愛香を救い出す可能性を探るが、“悪魔”が立ちはだかる。

2023.08.10発売
サーカスから来た執達吏
講談社文庫
密室から忽然と消失した財宝の謎。
14年前の真実が明かされる
怒涛の30ページに目が離せない。
『方舟』で注目される作家・夕木春央の本質がここにある!
「あたし、まえはサーカスにいたの」
大正14年。莫大な借金をつくった樺谷子爵家に、晴海商事からの使いとしてサーカス出身の少女・ユリ子が取り立てにやって来た。
返済のできない樺谷家は三女の鞠子を担保に差し出す。ユリ子と鞠子は、莫大な借金返済のため「財宝探し」をすることにした。
調べていくうちに近づく、明治44年、ある名家で起こった未解決事件の真相とはーー。

2023.08.10発売
ブックキーパー 脳男(上)
講談社文庫
乱歩賞史上最強のダークヒーローが帰ってきた!
驚異的な知能を持ちながら「心」のない男と、警察庁の華麗なるエリート警視が頭脳対決!
警視庁で開発中の異常犯罪データベースによって遠く離れた場所で相次いだ3件の殺人事件にはすべて拷問の痕があると判明し、続いて愛宕市でも氷室財閥当主が犠牲者に。異常犯罪のエキスパートとして現地に急行した警察庁の若き女性警視・鵜飼縣は茶屋警部を従えて捜査にあたる。一方、同市の鞍掛署は秘かに謎の老人の行方を追っていたが、発見した途端に鈴木一郎=脳男が現れて妨害する。鞍掛署にはまた署をあげての交通事故隠蔽疑惑があり、真相を探ろうとした茶屋のかつての部下が殺される……。
鍵を握る「ブックキーパー」とは何者か? 残虐な連続殺人事件の真相とは? そして神出鬼没の脳男=鈴木一郎が戻ってきた理由とは?
乱歩賞受賞最大の問題作「脳男」シリーズがさらにパワーアップして登場。総勢60名以上の人物を見事に描き分け、テンポよく切り替わる場面に目が離せない、エンタメの王道を行く超弩級サスペンス巨編。

2023.08.10発売
いつの空にも星が出ていた
講談社文庫
うれしい日も、つらい日も、この声援と生きていく――。
本屋大賞受賞作家、40年の想いの結晶。
大洋ホエールズからDeNAベイスターズへ。
時を超えてつながる横浜ファンの熱い人生が胸を打つ感動作。
さえない高校教師。未来を探して揺らぐ十代のカップル。奇妙な同居生活を送る正反対の性格の青年たち。コックの父と少年野球に燃える息子。彼らをつなぐのは、ベイスターズを愛する熱烈な思いだった! 本屋大賞受賞作家が、横浜ファンたちの様々な人生を描き、何かに夢中になる全ての人に贈る感動の小説集。

2023.08.10発売
消えた戦友(下)
講談社文庫
軍需産業に勤めていた戦友が残忍な殺され方でみつかった。
ほかにも連絡がつかない戦友がいることが判明。
かつての同僚が力を集め、新型武器をめぐる闇に迫る。
映画化につづいてAmazon Primeでのドラマ化も大人気の、
アクションサスペンス・シリーズ。

2023.08.10発売
さよなら日和
講談社文庫
「別れ」は止められないけれど、止まった「想い」は動かせる。
閉園をむかえる遊園地を訪れた人々。
彼らの「さよなら」が繋がったとき、心に染みる奇跡が起こる!
閉園が決まった遊園地・星が丘ハイランドパークの最後の一日。訪れるのは、淡い思いを秘める中学生に、離れて暮らす息子と遊びにきた父親、認知症の妻をかかえた老人と、ワケありな人ばかり。営業終了時間が迫る中、なんの縁もない彼らの人生が交錯するとき、小さな奇跡が巻き起こる! 心温まる傑作群像劇。(単行本『廃園日和』を改題。)
~~~ ようこそ、星が丘ハイランドへ! ~~~
ジェットコースター
少年は淡い思いを胸に、苦手なコースターへ。
ゴーカート
久しぶりに会った息子は大人びていて――。
コーヒーカップ
遠距離恋愛の彼氏は、アタシのことをどう思ってる?
ヒーローショー
20年ぶりに1日限定で出演するはめになったけど……。
メリーゴーランド
認知症の妻は、この光景を覚えていてくれるのか。
観覧車
家族のいる人との恋。このままでいいわけない――。

2023.08.10発売
消えた戦友(上)
講談社文庫
放浪中、かつての仲間から連絡を受けたリーチャー。
助けを請われて向かうと、憲兵隊時代の戦友が無惨な殺され方をされており、ほかにも行方不明者がいるという。
真相の究明に乗り出すリーチャーらの背後には、常に不穏な尾行者が……。
世界49ヵ国でシリーズ累計1億部突破!
アマゾン・プライムでの新作ドラマ化も大人気。
トム・クルーズによる2度の映画化にも根強いファンを持つ、アクションサスペンスの名作。
待望の新邦訳。

2023.08.10発売
京都船岡山アストロロジー3 恋のハウスと檸檬色の憂鬱
講談社文庫
同級生に告白された神宮司桜子は、初デートの後、
何か違う気がして、オンライン恋愛相談に覆面参加。
「5ハウスの星座」から恋の悩みを紐解く。
桜子は自分の求める「スマートな恋愛」と現実のギャップを感じる。
同じ頃、高屋の元カノが船岡山珈琲店を取材で訪れ、
桜子は複雑な思いを噛みしめる。

2023.08.10発売
人喰い鬼の花嫁
講談社タイガ
母を亡くし、義母と義姉に迫害される生活を続けてきた春日部莉子。
ある日、姉にひどい折檻を受けると、姉が酒呑童子という鬼の嫁に指名されたと知る。
酒呑童子の嫁は、「お披露目」という一年に一度の祭りを境に全員姿を消す。
人喰いと噂の立つ酒呑童子への嫁入りを拒む姉は、莉子に自分の代わりに嫁入りをしろと言い渡した。
白無垢を身につけ、顔が見えないようひっそりとお屋敷に向かった莉子。
しかし、酒呑童子は第一声、「俺が欲しかったのは、端からおまえだ」。
愛を知らなかった莉子は、人喰い鬼のもとで初めて愛を知っていくーー。

2023.08.10発売
悲業伝
講談社文庫
シリーズ累計90万部突破!!
迫る、決戦の刻(とき)!
四国ゲーム。それは、「選ばれし魔法少女」を決めるもの――
〈あらすじ〉
上司・空々空と連絡が取れなくなった秘書の氷上竝生と、
謎多き部署『不明室』のトップ・左右左危博士。
地球撲滅軍が誇る才女二人が、四国に降り立った。
目指すは、『魔法』『魔法少女』『魔女』『新兵器』『英雄』の回収。
絶対平和リーグが獲得を切望する『究極魔法』の正体とは。
〈伝説シリーズ〉第5巻!

2023.08.09発売
アフリカ史
講談社学術文庫
様々な学問分野を自由に越境し、「知ることの楽しさ」を生涯発信し続けた<知の道化師>、山口昌男。その学問の真髄とも言える「アフリカ」研究を、丸ごと1冊・通史に編纂。思いがけなくも豊かなアフリカの相貌、実験的とも言える日本との対比、自身が描いたスケッチや、貴重すぎる図版を193点も掲載! 彼の地で暮らし、深い人脈を得た泰斗だからこそ書けた本作は、参考文献すらただの文字情報に終わらない、圧巻の充実ぶり。没後10年。今こそ、目からウロコのアフリカ通史を、吟味する!
*本書は、『世界の歴史 第6巻 黒い大陸の栄光と悲惨』(講談社 1977年)を改題したものです。
目次
はじめに 人類史とアフリカ
1 アフリカの古代世界
1)アフリカにおける人類の起源
2)アフリカの古代的世界
3)黎明の輝き
4)サヴァンナの帝国
5)東アフリカの王国
6)アフリカの王権文化――そのパラダイム
2 大発見の神話学
1)プレスター- ジョンの王国を求めて
2)アフリカの「黄金伝説」――ジンバブウェ遺跡とモノモタパ
3)探険ラッシュの世紀
3 伝統国家の栄光
1)草原の覇者たち
2)古都の盛衰
3)奴隷の故郷
4)アフリカと奴隷貿易
4 東海岸――交易都市の繁栄
1)世界へ開かれたアフリカ
2)制海権をめぐる争い
5 南アフリカのナポレオンたち
1)南アフリカの原住民たち
2) 南アフリカの清教徒たち
3)シャカ王のズールーランド
4)スワジ王国
5)バストランドのモシェシュ王
6)ムジリカジのンデベレ
6 ヨーロッパによる仮死
1)ヨーロッパ列強のアフリカ分割
2)開拓者たちの運命
3)アフリカ侵略の二つの型
4)セネガルーー仏領アフリカの優等生
5)最後の抵抗者サモリ= トゥレ
7 再生への胎動
1)マフディー運動
2)キリスト教的反抗
8 試行錯誤の現代史
1)両大戦間のアフリカ
2)エティオピアの反抗
3)第二次大戦後のアフリカ
4)コンゴ動乱
5)ナイジェリアの内戦
6)アンゴラの独立と内戦
おわりに
参考文献
年 表
図版参考資料一覧
索 引
解説 今福龍太

2023.08.09発売
〈精神病〉の発明 クレペリンの光と闇
講談社選書メチエ
臓器と違って目には見えない精神の疾患を、はじめて分類・体系化し、〈精神病〉を発明したエミール・クレペリン(1856-1926年)。無意識を発見したフロイトと偶然にも同じ年に生まれ、フロイトと並んで現代精神医学の基礎を築きながら、その名は忘却され、彼が築いた分類と体系だけが、所与であるかのように、世界中で広く使用される診断マニュアルの土台となっている。
冷酷非情である一方、純粋で情熱的な面もあわせ持つ複雑な人物の半生を辿り、葛藤と煩悶を繰り返して生み出された体系の功罪を描き出す。精神医学誕生秘史!
「汝が名は忘却の淵に沈めども その業績は永遠なり」――。クレペリンが眠るハイデルベルクの墓碑にはそう刻まれている。
心臓や肝臓などの内臓の疾患は、その器官の病変や症状から、病を特定し治療にあたることができる。しかし、どこでどのような異常が生じているのか目で見ることのできない精神の疾患は、何をもって同じ病、あるいは違う病であると診断し、治療にあたるのだろうか。
同じ症状を呈しているからと言って、同じ病とは限らず、まったく違う症状でも同じ病ということもありうる。そもそも分類自体が可能かどうかさえ疑問だった時代に、悩みながらもそれらを分類し、体系化した人物こそエミール・クレペリンにほかならない。その成果は今、日本はもちろん世界でも広く使用されているDSM‐5やICD‐10と呼ばれる精神疾患診断マニュアルの土台となった。目に見えない精神の病を分類・体系化することで、言わば「精神病」を発明したともいえる。
奇しくも無意識を発見したフロイトと同年に生まれ、フロイトに匹敵する影響を残しながら、フロイトとは対照的に、皮肉にも墓碑銘のとおりその名が忘却されたクレペリン。その「発明」は葛藤と煩悶のうちになされ、晩年には、それまでとまったく違う方向を模索しさえしていた。
またドイツ留学中の斎藤茂吉を冷たくあしらい傷つけたクレペリンは、ユーモアを介さない陰鬱な人物として語られてきた一方、その自伝をひもとけば、少年のような純粋さと情熱も秘めている。
今や自明のもののように扱われている診断基準は、一体どのような人間がいかにして創り上げたものなのか。クレペリンの半生をたどりつつ描かれる、知られざる精神医学誕生の歴史。
【本書の内容】
はじめに――なぜ、いま、クレペリンを問うのか
序
第1章 誕生と助走(一八五六―九一年)
第2章 創造と危機(一八九一―一九一五年)
第3章 静かなる浸透(一九一五―二六年)
第4章 〈精神医学〉制作あるいは〈精神病〉発明の途上にて(一九二六―八〇年)
おわりに

2023.08.09発売
テレビマガジンデラックス261 決定版 トランスフォーマーパーフェクト超百科 増補改訂
講談社の絵本
初代から、2023年8月に公開されるビースト覚醒を含めてトランスフォーマーを紹介する、すべてを網羅した超百科。画像素材などタカラトミーの全面協力を受け、まさに完全版と呼ぶにふさわしい一冊。マニアにもライトファンにも楽しめる一冊です。ご注目ください。
★もくじ ☆トランスフォーマー ビースト覚醒/トランスフォーマー/トランスフォーマー リベンジ/トランスフォーマー ダークサイドムーン/トランスフォーマー ロストエイジ/トランスフォーマー 最後の騎士王/バンブルビー
☆大研究! トランスフォーマーのひみつ
☆戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー/戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー2010/ トランスフォーマー ザ★ ヘッドマスターズ/戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 超神マスターフォース/戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV/戦え! 超ロボット生命体トランスフォーマーZ/トランスフォーマー ビーストウォーズ/ビーストウォーズ2 超生命体トランスフォーマー/超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズネオ/トランスフォーマー ビーストウォーズ メタルス/トランスフォーマー カーロボット/超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説/トランスフォーマー スーパーリンク/超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ リターンズ/トランスフォーマー ギャラクシーフォース/トランスフォーマー アニメイテッド/超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム/参乗合体 トランスフォーマーGO!/トランスフォーマー アドベンチャー/トランスフォーマー サイバーバース/トランスフォーマー ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー

2023.08.09発売
新古事記
文芸(単行本)
第二次大戦日米開戦後のアメリカ。オッペンハイマー、ノイマン、ボーア、フェルミ、若手のファインマン……。太平洋戦争の最中、世界と隔絶したニューメキシコの大地に錚々たる科学者たちが続々と集まってくる。
咸臨丸の船員だった日本人の血を受け継ぐ日系三世のアデラは両親にさえ物理学者の夫の仕事の内容を教えられず、住所を知らせることもできない。秘密裏に進む夫たちの原爆開発、施設内の犬と人間の出産ラッシュ。それと知らず家事と子育てに明け暮れる学者の妻たちの平穏な日々。
「新しい世界は神じゃなく、人の子がつくる」――”われは死なり 世界の破壊者となれり”
その小さな神たちが行き場を探して右往左往している。辺りは火火火火火火、赤いものがボウボウと襲いかかる。
世界は戦さの火だらけだ。火火火火火火が荒れ狂う。小さい神々は蟹のように火火火火火火に追われて逃げ惑う。
山の神も火火火火火火、川の神も火火火火火火に包まれ、樹木の神も立ったまま火火火火火火に焼け焦げていく。
焼け滅ぼされていく。

2023.08.09発売
遠野物語 全訳注
講談社学術文庫
なぜ日本の民俗学は、河童やザシキワラシの話から始められたのか?
全部読まなければ、この本のすごさはわからない!
日本民俗学の創始者である柳田の原点にして代表作。
平地人を戦慄せしめよ/此書は現在の事実なり――高らかな挑発の言のもと、柳田はいったい何を企てたか。
「平地人を戦慄せしめよ」という高らかな宣言に込められたものとは何か。
「ザシキワラシ、オシラサマや河童たちが躍る不思議な世界」
「叙情豊かな日本人の原風景」
という本書がまとってきたイメージの奥にある真価とは何か?
民俗学を創始した記念碑的作品の真価がわかる、平易な訳文と懇切な解説の全訳注。
【本書「はじめに」】
『遠野物語』は、現在ではたいへん有名な本になっています。一つには、日本民俗学を創始した柳田國男の代表的な著作としてです。もう一つには、遠野の人佐々木喜き善ぜんが語った東北の村の古く豊かな生活の世界を語っている著作としてです。ザシキワラシやオシラサマや河童たち、その不思議な世界が語られており、あたかも日本の近代化の中で失われていった叙情豊かな日本人の原風景を語ってくれているもののように思われているからです。
しかし、そのようなイメージは、実はこれまで『遠野物語』を紹介してきた数多くの著作物の文章の受け売りの積み重ねの中で作られたものではないかと思われます。やはり、自分で直接、『遠野物語』の本文を読んでごらんになるのがよいと思います。すると、柳田があらたに日本民俗学という学問を創始していくその原点がわかり、そこから民俗学とはどのような視点と方法を特徴とする学問か、その独創的な面がわかってきます。
(中略)
この『遠野物語』の文章はすでに古典の域に至っており、現在の中学生や高校生にとっては難しい文章ともなっています。そこで、柳田國男のもとの文章をそこなうことのないように気をつけながら、現代口語訳の文章をそえておくことにします。
*本書は講談社学術文庫のための訳し下ろしです
*明治43(1910)6月に聚精堂から刊行された初版本を底本としています