新刊書籍

レーベルで絞り込む

比叡山
2025.08.12発売
比叡山
著:景山 春樹,解説:井上 章一
講談社学術文庫
その山のふもとに生まれ育ち、少年のころから、あらゆる小路を幾度となく歩いては、様々な風景を目にしてきた、著者にとっての母なる山・比叡山。 歴史を学んだのち、再び同じ路をたずね、峠を越え、川を渡りながら、仏教美術学者はあることに気づく。自然の山、川、その位置を度外視して、決して歴史は考えることができないのだとーー。 天台法華宗の根本道場にして、学山として数多くの高僧を輩出した比叡山。 その3塔16谷の霊谷を案内しつつ、歴史地理というユニークな観点から、1200余年にわたる叡山の宗教と歴史をひもとく! 本書は『比叡山 日本仏教の原型とその展開』 (角川選書 1975年9月刊)を底本とし、文庫化にあたり、ベストセラー『京都ぎらい』の著者であり、国際日本文化研究センター所長・教授の井上章一による解説を加えました。 目次 1 地文と人文のあやなす位置 2 霊峰比叡へはいる路 3 山上の霊所をめぐる路 4 最澄と比叡山 5 入唐求法の旅 6 天台法華宗の開立 7 比叡山寺の規模と構成・ 8 教学と法儀 9 回峰修験 10 一山大衆 11 僧兵強訴の歴史 12 山門派と寺門派のあらそい 13 巨大な経済をささえた山門領 14 東塔 15 西塔 16 横川 17 門跡寺院の出現 18 日吉山王社 19 門前町坂本 20 近江路の主要な末山 21 信長の焼き打ちとその再興 比叡山歴史年表 比叡山の道しるべ あとがき 解説   井上章一(国際日本文化研究センター所長)
電子あり
昏い時代の読書 宮嶋資夫から野坂昭如へ
2025.08.12発売
昏い時代の読書 宮嶋資夫から野坂昭如へ
著:道籏 泰三
講談社選書メチエ
美は、世界が滅びゆくこと自体のうちにのみ生まれる――。宮嶋資夫、太宰治、坂口安吾、桐山襲、野坂昭如。大正・昭和・平成の時代にわたるこの5人の作家は、どうしようもなく救いを求め、作品のうちにつかの間それを浮かび上がらせることに成功しながらも、現実の前に敗れ去った。それぞれが求めた救いの姿と、その挫折を作品の紹介を通して描き出す。 「人間がだめになったんですよ。(…)そんな時代になったんですよ」(太宰治)。遠くかすかに響く祈りの声に耳を澄ませつつ頁を繰る、希望なき時代の読書のすすめ。 理不尽と暴力に満ちた労働文学の旗手として登場し最後には仏門に消えた宮嶋資夫(1886-1951年)、ユートピアと現実のはざまで立ち尽くす「弱法師」太宰治(1909-48年)、堕落を呼びかけながら、生の原点「ふるさと」を希求した坂口安吾(1906-55年)、戦後訪れた政治の季節に体制への反逆と絶望のはざまでもがきつづけた桐山襲(1949-92年)、高度経済成長のさなかトリックスターの身振りでディストピアを描き続けた野坂昭如(1930-2015年)。大正から平成にかけて筆を執った5人の作家は、それぞれに救済を求め、作品のなかにそれを浮かび上がらせながらも、容赦ない現実の前に敗北した。  彼らの挫折は、令和の時代に明らかになりつつある社会の絶望を先取りするものでもあった。彼らが必死に手を伸ばし、しかしついに届くことがかなわなかった救いとは、どのようなものだったのか。有名無名問わず作品が紹介されるなかで、呪詛にも似た祈りの声がかすかに漏れ聞こえてくる。  昏い時代にものを書き、そして読むことの意味を鋭く問いかける空前絶後の文学案内。 【本書の内容】 はじめに――終わりなき終焉を見つめて 1 死に憑かれて――宮嶋資夫というヤマイヌ 2 無何有の明滅――太宰治という掟破り 3 タブラ・ラサにたたずむ――坂口安吾という「ふるさと」 4 瞑さのアナーキズム――桐山襲という「違う世界」 5 ディストピアの妄想――野坂昭如という廃墟 おわりに――現実忌避に向けて あとがき                                                                                           
電子あり
第二次世界大戦 忘れえぬ戦争
2025.08.12発売
第二次世界大戦 忘れえぬ戦争
著:山上 正太郎
講談社学術文庫
1939年9月1日早朝、ドイツ軍が宣戦布告なくポーランドへ侵攻。ここに第二次世界大戦の幕が上がった。第一次世界大戦の惨禍を経て、パリ不戦条約や国際連盟の設立により平和を誓ったはずだった世界が、未曽有の大戦へと突き進んでしまったのはなぜか。ファシズムの台頭、植民地主義帝国の衰退、アメリカ自由主義の伸長、資本主義と共産主義の対立……列強各国の緊迫した外交とイデオロギーの衝突が、世界をふたたび戦火に巻き込んでいく。その果てに待っていたのは、ホロコーストや原爆投下といった人類史上最悪の惨劇であった。 ローズヴェルト、チャーチル、スターリン、ヒトラー、ムッソリーニ、ド・ゴール、ティトー――歴史を動かした指導者たちは、あの時代に何を思い、いかなる決断を下したのか。日中戦争を起点とし、太平洋戦争へと突き進んだ日本は、どのような運命を辿ることになったのか。名著『第一次世界大戦』(講談社学術文庫)の著者が鮮やかに描く、「戦後秩序の原点」となった大戦争の全貌。 [本書の内容] 序 章  悲劇の発端  大戦の様相 I 「彼らの最も輝かしいとき」  ついにダウニング街一〇番地  フランス休戦の賦  野望、海峡に散る  静かな幕間 II 大戦における一九四一年  迫りくる独ソ戦  スターリン、沈黙を破る  宣戦の詔書 III  雪原のかなた、砂漠の果て  第二戦線を、いま  偶然とみえるダルランの存在  カサブランカの集いを経て IV 去りゆく者と、よみがえる者と  最初の三首脳会談まで  みずからを解放したパリ  クリミアの短い蜜月 V すべてが語り尽くされる頃  死のさまざまな影  米英ソ大同盟の最後の歩み あとがき 参考文献 解説 戦後を戦前、戦中にしないために(池上 彰) 略年表 *本書の初版は1986年に社会思想社より現代教養文庫として刊行された。文庫化にあたっては『歴史・人間・運命 山上正太郎歴史叙述集2』(2000年、文元社)所収版を底本とした。
電子あり
地中海世界の歴史7 平和と繁栄の宿命 パクス・ローマーナ
2025.08.12発売
地中海世界の歴史7 平和と繁栄の宿命 パクス・ローマーナ
著:本村 凌二
講談社選書メチエ
一人の歴史家の視点で古代地中海文明の4000年を描く全8巻シリーズ、好評第7巻。講談社選書メチエ創刊30周年特別企画。 暴君ネロの没後、混乱を収拾して帝位についたウェスパシアヌスは、平凡な家柄の武骨な軍人だったが、元老院とたくみに折り合う節約家で、権力も国家財政も安定を取り戻し、ローマの巨大闘技場コロッセオの建設にも着手した。しかし息子のドミティアヌス帝は恐怖政治の果てに暗殺され、悪帝の評価を残す。 次のネルウァ帝に始まる80年こそ、18世紀の歴史家・ギボンが「人類至福の時代」と称賛した「五賢帝時代」である。2人目のトラヤヌス帝は帝国史上最大の版図を実現し、3人目のハドリアヌス帝はブリテン島からイベリア半島、アフリカ、シリアまで帝国内を旅して皇帝の威光を示した。しかし、5人目のマルクス・アウレリウス帝は『自省録』(講談社学術文庫)を著した「哲人皇帝」として知られるが、治世の最後に大きな過ちをおかしてしまう。 また、「ローマの平和(パクス・ローマーナ)」の陰には不安な薄闇が広がっていた。人々は「パンとサーカス」に浮かれながらも漠然とした罪障感にとらわれ、ヘレニズムの波のなかに生まれたイシス信仰やミトラス教、そしてキリスト教などの宗教に救済を願い始める。 さらに、プリニウスの『博物誌』の世界、奴隷制社会の「捨て子問題」、スペインのローマ遺跡探訪など、爛熟期のローマ社会を多角的に描く。 はじめに:あるイギリス人がみたローマ帝国 第一章 新興家系の皇帝たち 1 気取らない男、ウェスパシアヌス 2 プリニウス『博物誌』の視野 3 皇帝となった兄弟の明暗 4 奴隷と捨て子の社会史 第二章 比類なき賢帝と最大の過ち 1 「至福の時代」の五人 2 哲人の実子の乱行 3 大浴場と愚帝の時代 第三章 薄闇に生きる人々の願望 1 「パンとサーカス」の恩恵と栄誉 2 ポンペイを彩る神々 3 ローマ人とユダヤ人の信仰 4 キリスト教の登場 第四章 「旅する皇帝」と辺境のローマ 1 「属州」とは何か 2 ガリアからブリタニアへ 3 属州ヒスパニアの歴史 4 スペインのローマ遺跡を歩く 5 シリア、ギリシア、エジプトへ おわりに:ローマ史とアメリカ史の交差点 参考文献 索引
電子あり
戦争と万博
2025.08.12発売
戦争と万博
著:椹木 野衣
講談社学術文庫
1970年大阪万博は、敗戦直後「爆心地」を目の当たりにした男の構想を起点とした。 文明の過剰と滅亡というそのビジョンを覆い隠すように謳われたスローガン「人類の進歩と調和」が響く中、メタボリズムやネオ・ダダといった前衛運動のひとつの極限として「万博芸術」が花開く── 資料と証言を積み重ね、日本で反復される万博の意味を鋭く問う。 【本文より】 技術革新に多くを負ったメディア・アートや、単純な国際性が即、芸術上での前進と取り違えられてしまう安易な進歩主義がまかりとおってしまうことの背景には、われわれが大阪万博における「未来」の問題を、正面から批評して来なかったことに原因がありはしないか。じっさい、大阪万博で芸術家たちが果たした役割がなんであったのかと問うことは、事実上、封印されているといっても過言ではない──そしてそのさまは、なにかに似てはいないだろうか。 (本書第二章「一九七〇年、大阪・千里丘陵」より、一部省略) 【本書の主な内容】 第一章 「爆心地」の建築──浅田孝と〈環境)の起源 戦争と「こどもの国」/焼け跡から「環境」へ、「環境」から未来へ/原爆時代と建築/「列島改造」と「日本沈没」 第二章 一九七〇年、大阪・千里丘陵 人類の進歩と調和/「未来」の矛盾、「世界」の矛盾/未来と夢の廃墟/フジタと太郎 第三章 「実験」から「環境」へ──万博芸術の時代 空間から環境へ──エンバイラメントの会/実験工房からインターメディアへ/巨大なトータル・シアター 第四章 ネオ・ダダとメタボリズム──暗さと明るさの反転 奇矯な明るさ/前衛の突然変異/ふたりの境界人──粟津潔と磯崎新 第五章 戦争・万博・ハルマゲドン 廃墟となった未来都市──電気的迷宮/紀元二六〇〇年の万国博覧会/ハルマゲドン・チルドレン 第六章 そこにはいつも「石」があった 月からの石と投げられた石/穴を掘る──《位相─大地》/石を置く──石子順造と李禹煥/石を売る──『無能の人』/石の時代──環境と芸術 第七章 ダダカンと“目玉の男” 一九七〇年四月二十七日へのタイムスリップ/ダダイスト糸井貫二/「震災」というダダイスム/都市を駆け抜ける裸体  第八章 万博と戦争 映画人・甘粕正彦/バーチャル・シティとしての満洲国=大阪万博/「環境」の起源/『環境開発論』と『日本列島改造論』/曲がりくねったら、それは芸術だ  註 核アトムの時代──「あとがき」にかえて グラウンドゼロ──学術文庫版「あとがき」にかえて 主要参考文献 *本書の原本は、2005年2月に美術出版社より刊行されました。
電子あり
祭暦
2025.08.12発売
祭暦
著:オウィディウス,訳:高橋 宏幸
講談社学術文庫
本書は、古代ローマ「黄金時代」後期を代表する詩人オウィディウス(前43-後17年頃)が『変身物語』とともに手がけた、もう一つの代表作です。 愛する男女の往復書簡という体裁をとる『ヘーロイデース』、恋愛詩人としての本領を発揮した『恋の歌』といった初期作品で知られるオウィディウスは、愛を成就させるための技法を性的なものまで含めて赤裸々に指南する『愛の技術』を書いたことが一因となって、のちに流刑の憂き目に遭いました。そのあと後期の円熟を迎えるオウィディウスが唯一の叙事詩である『変身物語』とともに着手したのが、本書『祭暦(Fasti)』です。 ローマの祝日や祭礼の縁起をエレゲイア詩で歌うこの作品は、『金枝篇』で知られるジェイムズ・フレイザーをはじめ、多くの歴史学者、宗教学者、人類学者の関心を惹いてきました。月ごとに構成される本書は、しかし流刑のため未完に終わり、現存しているのは一月から六月まで、つまり一年の半分にとどまっています。今日はこの出来事があり、今夜はこの星座が見られ、明日にはあの祝祭が行われる……といった記述がカレンダーのように積み重ねられていく形式は、前例のない大胆な試みです。そのような大衆受けしそうな形式をとった本書で扱われるのが国家的な性格をもつローマの祭祀であることは一見矛盾しているように思えます。しかし、そのような自己アイロニーによるユーモアこそ、本書を文学的伝統の中で類を見ない稀有な作品たらしめていることもまた事実です。 大詩人が残したもう一つの代表作、初の文庫版をここにお届けいたします。 [本書の内容] 第一巻 ヤーヌス月 第二巻 フェブルア月 第三巻 マルス月 第四巻 アプリーリス月 第五巻 マーイウス月 第六巻 ユーニウス月 訳者解説 補 遺 ローマの暦 学術文庫版訳者あとがき 固有名索引
電子あり
町医者2.0 病気やケガのよくある症状を診察室でぜんぶ聞いてみた
2025.08.08発売
町医者2.0 病気やケガのよくある症状を診察室でぜんぶ聞いてみた
著:鹿野 耕太
「こんなことを聞いていいの?」「どこに相談したらいいかもわからない……」に“町医者の中の町医者”がお答えします! 家庭医療専門医、通称“家庭医”。 日本ではあまり聞きなじみがないかもしれませんが、海外では一般的な仕組みです。 「家庭医(家庭医療専門医)」とは、診療科目にとらわれず、患者のさまざまな健康問題を幅広くサポートする総合診療医のこと。 たとえば、「胃が痛い」、「飼い犬に咬まれた!」、「父が物忘れしやすくなった」などのさまざまな症状を まず相談できるのがかかりつけ医であり、必要に応じて専門医に橋渡ししてくれます。コミュニケーションを重ねて、一人ひとりのことを深く知った上で診療をおこなってくれる、“町医者の中の町医者”ともいえる、頼もしい存在です。 本書は、家庭医がどのように日々の診療に取り組んでいるかを、1日の診察内容を追体験する形で構成されています。日常でよくあるさまざまな症状に対し、患者一人ひとりの生活背景や気持ちを踏まえながら、家庭医がどのようにアプローチし、診療・治療を進めていくのかがリアルに伝わる内容となっています。 病気やけがの対処法に対する知識はもちろん、「家庭医とはどんな存在なのか」も知ることができる一冊です! 【こんな方におすすめ】 ・よくある病気やケガへの対処法が知りたい方 ・プライマリ・ケアに興味がある方 ・かかりつけ医を探している方
路草 朽花 川崎長太郎初期名作集
2025.08.08発売
路草 朽花 川崎長太郎初期名作集
著:川崎 長太郎
講談社文芸文庫
武田麟太郎の斡旋で1934年(昭和9年)に刊行された連作集の『路草』と三人称客観描写の中篇「朽花」を中心に据えた作品集として1937年(昭和12年)に刊行された『朽花』は、川崎長太郎が東京で文壇に連なって作家として生きていた時期の単行本。 この2冊から「初期名作集」として新たに構成したのが本書である。 単行本『路草』収録の5篇から、のちに作家本人によって、冒頭に置かれた「その一 飛沫」が割愛され、「その一 穽」「その二 隻脚」「その三 泥」「その四 路草」という四章立ての連作「路草」となっている。 「路草」は、カフェの女給である民枝と作家本人に近い存在である主人公のもつれた関係の転変、そして悲痛な破局を緊迫感あふれる筆致で描いている。 また、「朽花」は、徳田秋声の息子である徳田一穂が私娼街・玉の井の娼婦を足抜けさせようとして孤軍奮闘するさまを三人称で描く、いわばモデル小説である。 本書では、タイプの異なる2篇を収録することで、可能性を秘めた若い作家だった川崎長太郎の初期の姿を、コンパクトでありながら鮮やかな形で1冊の文庫本に収めることをめざした。 講談社文芸文庫版として著者の歿後40年の節目に刊行するにあたり、「路草」に関連して単行本に収録されながら後に割愛された「飛沫」を、「朽花」について著者が書いた短いエッセイを、それぞれ参考資料として収録することで、川崎長太郎や私小説の愛好家向けに工夫をこらしている。
電子あり
十戒
2025.08.08発売
十戒
著:夕木 春央
講談社文庫
浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。 島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。 島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。 “この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。 犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。 『方舟』夕木春央の傑作が待望の文庫化!週刊文春ミステリーベスト10(「週刊文春」2022年12月8日号)、国内部門&MRC大賞2022など4冠、累計40万部突破、、、、世の読書子を唸らせた『方舟』の衝撃が再び……!
電子あり
Dear Saints
2025.08.08発売
Dear Saints
著:せいら,著・写真:久野美怜、土屋文護、大塚三鈴、松岡一哲、Seiji Fujimori 、217…NINA、切通ツヨシ、梶田麻矢
写真集・画集
ViVi専属モデルとして、そしてYoutube クリエイターとして、 同世代から人気を集め、絶対的おしゃれリーダーとして大きな影響力を持つせいら。 その唯一無二のセンスや自己プロデュース力の高さが憧れの的の彼女が、 満を持して初の書籍を出版します。 内容は彼女のセンスが詰まったファッションスタイルBOOK。 せいら本人が撮影のアイデア出しやコンセプト作りに積極的に関わり、 一冊を丸ごとプロデュースしました。 3カ月をかけて体づくりをし、今までにない攻めた衣装での撮影に挑戦したり、 たくさんの私物を使ったコーディネートをいくつも考えたり、 制作過程は「未知なる自分との出会いの連続」だそう。 撮影テーマごとに、イノセント、モード、クール、ガーリーとくるくる表情を変えた、 せいらの魅力あふれる写真が詰まった一冊です。 私服スナップや私物紹介、インタビュー、 初公開のプライベート写真など、読み込める内容もぎっしり。 オリジナルなファッションで目一杯力強く自己表現する彼女の姿を通して、 自分らしさに迷う多くの人たちがが勇気づけられるような ハッピーなフォトブックができました。 【せいらコメント】 これは私にとって初めてとなる、とても大切な本。 今の私を最高のビジュアルで表現したくて、 200%の全力で取り組んでいます。 初めてのことばかりの書籍の制作は大変なことの連続ですが、 毎日が刺激的でワクワクが不安を超えてくるような日々がとても楽しく、 みなさんに読んでいただきたい気持ちでいっぱいです! これまで、自分の好きなものやスタイル、感覚を大切にして生きてきました。 この本のタイトル『Dear Saints(ディア セインツ)』には、 私と同じように自分のこだわりや守りたい神聖な領域を持つ全ての方にパワーを与えられるような、 お守りのような一冊を作りたい、そんな想いをこめました。 パワフルでキュートな本なのでお楽しみに!
電子あり
掬えば手には
2025.08.08発売
掬えば手には
著:瀬尾 まいこ
講談社文庫
平均的な身長体重。勉強も運動もすべてが普通。 何の取り柄もないぼくはある日、人の心を読める力に気がついた。 おかげで口の悪い店長の下でも難なくアルバイトを続けているけれど、 新人の常盤さんだけは心を開いてくれなくて……。 他者の心に寄り添うひたむきな姿をだれもが応援したくなる、究極に優しい物語。 ***書店員さんから絶賛の声があふれた傑作*** ロングセラー『幸福な食卓』、 本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』、 映画化『夜明けのすべて』、 日本中の読者から愛される感動作の数々を紡ぐ著者による、優しいエールの物語。 【オムライス店NONNAのメンバー】 梨木匠(19)平凡なことが悩みの大学生。珍しくこの店で長続きしているバイト。 常盤冬香(21)看護学校2年生。なかなか心を開いてくれない。 大竹さん(39)口も態度も悪い困った店長。実は世話好き……? オムライス店NONNAのその後を描いたアフターデイズ2編を収録!
電子あり
イクサガミ 神
2025.08.08発売
イクサガミ 神
著:今村 翔吾
講談社文庫
戦え。もう一度生きるために。 蠱毒〔デスゲーム〕が終わる。 残り九人――。 堂々の最終巻! 〈あらすじ〉 最終決戦、開幕。 東京は瞬く間に地獄絵図に染まった。 血と慟哭にまみれる都心の一角で双葉は京八流の仇敵、幻刀斎に出くわしてしまった。 一方の愁二郎は当代最強の剣士と相まみえることに――。 戦う者の矜持を懸けた「蠱毒」がとうとう終わる。 八人の化物と、少女一人。生き残るのは誰だ。 【文庫書下ろし】
電子あり
伝言
2025.08.08発売
伝言
著:中脇 初枝
講談社文庫
わたしは、やっと、自分がなにを作っていたのか知った。 満洲国・新京。 そこで彼女たちに何があったのか。 戦後80年 『きみはいい子』『世界の果てのこどもたち』『天までのぼれ』の著者がおくる、語り継ぐべき物語。 『世界の果てのこどもたち』には書かれなかった、もう一つの真実。 わたしは気づけなかった。 気づけなかったことはたくさんあった。 この物語の中で繰り返されるこの言葉が、いまを生きる、私に迫る。(略) 私はこの作品が『伝言』と題されたことの重大さを、ずっと考え続けている。                         ――小林エリカ(解説より) 満洲国・新京で暮らす、ひろみ。 聖戦とよばれた戦に勝つため、工場に集められた彼女たちは、鉄の機械とのり、刷毛を使って畳ほどの大きさの「紙」を作り続ける。 それが何なのか、考えもせずに。 五族協和、尽忠報国――信じていた国でひろみたちはどう生きたのか。 これはわたしたちが忘れてはならない物語。
電子あり
拒絶の理由 警視庁総合支援課4
2025.08.08発売
拒絶の理由 警視庁総合支援課4
著:堂場 瞬一
講談社文庫
シリーズ累計100万部突破! 答えなき難題に挑む柿谷晶、彼女の人生もまた動き出す。 大人気警察小説「総合支援課」シリーズ第4弾! 〈文庫書下ろし〉
電子あり
大人のための東京ディズニーリゾート やさしいガイド
2025.08.08発売
大人のための東京ディズニーリゾート やさしいガイド
編:ディズニーファン編集部
東京ディズニーリゾートに初めていく人、またはお久しぶりの人のためのガイドブック。 「パークに行きたいけど、アプリが難しそう」「今あるガイドブックを見てもなんだかよくわからない」……そんなお悩みを解決する、読む人に「やさしい」ガイドブックです。 今のパークを楽しむために欠かせないアプリのダウンロードの方法や使い方は、詳しく丁寧に解説。デジタルが苦手な方にもわかりやすく、実際の画面やイラストつきで紹介します。パークチケット購入やレストランの予約方法など、事前準備をしっかりしておけば、当日余裕をもってパークを楽しむことができます。 もちろんパーク来園当日に役立つ情報も盛りだくさん。激しいアトラクションが苦手な人でも安心の「やさしいアトラクション」紹介、おすすめポジションがわかるショーやパレード、メニュー写真つきで気分が高まるレストランの特集、車いすでパークを楽しむコツなど、知りたかった情報をまとめて、しかも大きな文字で読むことができるのが、このガイドの特徴です。 切り取って使える大きな4つのマップ(東京ディズニーリゾート全体、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、ファンタジースプリングス)つきなので、スマホの小さな画面が苦手な人でも安心! 2024年にオープンした東京ディズニーシーの新テーマポート、ファンタジースプリングスも大きな地図で見ることができるので、はじめて行く人にもお久しぶりの人にもおすすめ。 東京ディズニーランドと東京ディズニーシーが1冊にまとまった、大人のためのガイドブックの新定番です。
電子あり
アガタ
2025.08.08発売
アガタ
著:首藤 瓜於
講談社文庫
「見えているのに見えないもの、それを捜すの」 オシャレすぎる女性警視が新米刑事に突きつけた言葉の意味は? 美大に通う女子学生が背中をめった刺しにされて殺された。しかし、指紋も足跡もなく、防犯カメラの映像も残っていない。警視庁の捜査一課に異動したばかりの青木一は捜査本部に呼ばれ、地元の有力者の息子がストーカーだったという噂を耳にして、無断で本人に接触したため管理官から大目玉を食らう。一方、鵜飼縣は警視庁本部庁舎の片隅であらゆる犯罪情報を収集分析して汎用性の高い検索システムを構築している。スタッフの桜端道が投資詐欺事件の情報をつつきまわすうちにたどり着いた謎の闇サイトには殺人現場の生々しい写真が。縣は秘かに美大生殺害事件の捜査の進み行きを探り始める……。 『脳男』の作者による規格外の警察小説の誕生!
電子あり
首切り島の一夜
2025.08.08発売
首切り島の一夜
著:歌野 晶午
講談社文庫
修学旅行を再現した離島での同窓会。 三日目の夜、宿泊先の風呂場で久我陽一郎の死体が発見される。 折悪しく荒天のため、船が運航できず、島は孤立状態に。 その日の宿泊客は彼らのみ。 参加者七人、それぞれが隠している真実の物語は、事件の全容を明らかにするのか。 二度読み、三度読み必至の歌野ミステリ。  
電子あり
おひとりさま時代の死に方
2025.08.07発売
おひとりさま時代の死に方
著:井上 治代
講談社+α新書
親や自分のお墓をどうする? 死後の手続きには何が必要なの? 国内外メディアから取材殺到! 第一人者がすべての悩みに答える!! 【推薦、続々!】 樋口恵子氏 「この本を読めば、ひとりでも幸せに死んでいける! みんなが安心できる本です」 高橋源一郎氏 「人は誰もが死ぬ。ぼくもあなたも。わかっているのはそれだけ。どうやって? どんなふうに? ならば井上さんに訊ねよう。きっとすべてを教えてくれるから」 【本書のおもな内容】 ・ひとりで死んだらどうなるか? ・「骨」は歩いて墓に入れない ・家と墓はどう変化してきたか? ・死亡届の「届出人」は誰がなる? ・任意後見契約、いつすればいい? ・「友人に頼んである」では、ダメ ・連帯保証人以外の選択肢 ・配偶者喪失感を癒す墓参り ・親族に頼むか、第三者に頼むか ・明治時代に制定の法律が大活躍 「本書執筆の原点となったのは、「墓の継承問題」と「身寄りのない人の死後の担い手問題」であった。 ……本書では、市民団体の活動も踏まえつつ、転換期のダイナミズムを捉えていく。その中には、近年、新たに支持されている「樹木葬」について、同じ自然志向の墓が増えている西欧のイギリスや、東アジアの韓国と比較し、日本の墓における「自然の正体は何か」についても迫ることになる。 さらに、ますます顕著になる「人口減少社会」や「ひとり世帯が4割を超えていく社会」にあって、家族機能の弱体化を補う「身寄りのない人」へのサポートや、「死後福祉」の必要性を説明する」――「はじめに」より
電子あり
日体大教授が教える 「脂肪燃焼」食 運動0でお腹が凹む!
2025.08.07発売
日体大教授が教える 「脂肪燃焼」食 運動0でお腹が凹む!
著:岡田 隆
運動ゼロ! 糖質制限なし! 科学的に正しく、最短・最速でお腹の肉が勝手に落ちる! 諦めていた「ビールっ腹」や「浮き輪肉」が 気づけばすーっと消えています。 日体大教授直伝というと、エグイ腹筋を勧めてくるのでは? と警戒されたそこのあなた、安心してください。 「お腹の脂肪を落とす=腹筋トレーニング」のイメージ、実は大間違いなんです。 むしろ、お腹の筋肉は鍛えれば鍛えるほど、ウエストは太くなってしまいます。 科学的に正しいダイエットとは、 人体を太らせる力を持つ「三大栄養素(脂質・炭水化物・たんぱく質)」を 自在に操り、たくさん食べても太らない体を作っていくもの。 医師や管理栄養士でさえ気づいていない 「脂質の適正化」(厚生労働省が推奨する脂質量)のみが しっかり食べながら、ストレスなく痩せる唯一の方法だったのです。 本書は、「最も太りやすい食べ方」、「最も痩せやすい食べ方」を、 科学的根拠をもとに解説。 あなたが「糖質で太った」と信じてきたそのメニュー 原因は「脂質」にありました。
電子あり
六星占術によるあなたの運命 開運の箱<2026(令和8)年版>
2025.08.07発売
六星占術によるあなたの運命 開運の箱<2026(令和8)年版>
著:細木 かおり
【世界で一番売れている占い本 2026(令和8)年版登場!】 驚異の的中率で累計1億冊以上を売り上げた『六星占術によるあなたの運命』の2026年版の全星人7冊を詰め込んだパーフェクトBOXが登場。大切な人の運気のリズムもこれで完璧に把握! みなさまをお幸せにすべく、「幸せな人生を歩むための開運五ヵ条」「大切な人と相性が悪いときの対処法」を追加。今の状況を不安に感じるより、運気の流れをしっかり把握して、新しい時代に備えましょう。 金運、恋愛運、対人関係運、仕事運、家庭運、健康運、全方位であなたに開運をお届けします。 【『六星占術によるあなたの運命』はここがすごい!】 ●開運法がわかりやすい 「どうすれば金運が上がるのか?」「どうしたら結婚できるのか?」そんな悩みにズバッとお答えすべく、その人の運気に合った開運法を明記。細木数子が編み出した”確実に運気の波に乗る方法”をお伝えします。 ●大殺界の乗り切り方を伝授! 誰でも平等にめぐってくる大殺界。ダメージを最小限に抑える5つの方法を明記。これさえちゃんと理解すれば「大殺界は恐怖の3年間」なんてもう絶対に言わせません。 ●自分が生まれ持った才能・性格がわかる! 幸せな人生を送るためには、生まれ持った才能や性格を活かすこと。あなたがどんな性格で何が得意なのかを徹底解説。その人に合った適職やスムーズな対人関係もこれを見れば一発で解決。40年の歴史が物語るその分析力は必見。 ●金運・恋愛運がパワーアップ 精神的な不安を引き寄せる心配事といえば、「お金」と「恋」。多くの人が抱えるこの悩みを解決すべく、「金運」「恋愛運」の運勢ボリュームがパワーアップ。どうすれば経済的な不安がなくなり、その人に合った知りたい開運方法を詳しく解説。 ●365日の運気のリズムがわかる! 「いつも頑張っているのにうまくいかない……」と悩んでいる人はいませんか? その原因は運気のリズムを知らないから。毎日の運気を確認しながら予定を取り組むことができます。運気のリズムをしっかりと把握して、今年こそ思い通りの人生を歩んでみませんか?

1 / 3382