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日本語をみがく小辞典<形容詞・副詞篇>
ニホンゴヲミガクショウジテンケイヨウシ・フクシヘン

「えぐい」言葉より「まろやか」な表現で、「けざやか」に語りたい。形容詞や副詞を「とりどり」に使い、「こまやか」な日本語生活を!
女房と畳の鮮度――新しいものは、それだけで価値を持つ。古代日本語にあっては「あたらし」は「惜し」で、“立派だ”“すばらしい”の意味であった。……これとは別に、「あらた」なる語があって、……これを形容詞化させた「あらたし」、これが今日の“新しい”の意味だった。さらに音韻転倒を起こして「あらたし」が「あたらし」となったのだから、芸が込んでいる。ちょうど「腹鼓(つづみ)」が「腹づつみ」と発音されたり、「さんざか」が「山茶花(さざんか)」から変じたように。――本書より
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目次
●性格――母性にたくす永遠の理想
おっとり/がんぜない/あでやか/なまめかしい
●心理――苦しまぎれの胸の内
むげに/なまじ/よんどころない/よしや
●姿――時代とともに国際化の波
麗しい/たおやか/ろうたけた/あだな
●割合――数値を拒む朧化叙法
あらまし/ひとわたり/つぶさに/おしなべて
●相互・異同――類似と相違の交錯の中から
さながら/あつらえむき/こもごも/かたみに
●神秘・運命――この世ならざるものへ想いをめぐらす
書誌情報
紙版
発売日
1989年10月17日
ISBN
9784061489691
判型
新書
価格
定価:726円(本体660円)
通巻番号
969
ページ数
228ページ
シリーズ
講談社現代新書
著者紹介
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