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中国の大盗賊
チュウゴクノダイトウゾクテンカヲネラッタオトコタチ

中国史は魅力的な大盗賊にみちている。人望だけで天下を盗んだ漢の高祖劉邦、大明帝国をつくった乞食坊主朱元璋など――。広大な中国の大地を駆けめぐり、知謀と腕力で金を、都を、天下を狙った男たちの物語。
「盗賊」だらけの中国史――昔、中国に「盗賊」というものがいた。いつでもいたし、どこにでもいた。日本のどろぼうとはちょっとちがう。中国の「盗賊」は必ず集団である。これが力をたのんで村や町を襲い、食糧や金や女を奪う。へんぴな田舎のほうでコソコソやっているようなのは、めんどうだから当局もほうっておく。ところがそのうちに大きくなって、都市を一つ占拠して居坐ったりすると、なかなか手がつけられなくなる。さらに大きくなって、一地方、日本のいくつかの県をあわせたくらいの地域を支配したなんてのは史上いくらでも例がある。しまいには国都を狙い、天下を狙う。実際に天下を取ってしまったというのも、また例にとぼしくないのである。――本書より
目次
●「盗賊」とはどういうものか
●盗賊に欠かせないインテリ
●元祖盗賊皇帝――陳勝・劉邦
●玉座に登った乞食坊主――朱元璋
●掠奪禁止で人気上昇
●人気は抜群われらの闖王(ちんおう)――李自成
●盗賊大発生
●十字架かついだ落第書生――洪秀全
●教祖開業
●「盗賊」と現代中国
●鉄砲から政権が生まれる
書誌情報
紙版
発売日
1989年11月15日
ISBN
9784061489721
判型
新書
価格
定価:770円(本体700円)
通巻番号
972
ページ数
228ページ
シリーズ
講談社現代新書
著者紹介
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