更級日記(上)

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更級日記(上)

サラシナニッキ

講談社学術文庫

『更級日記』は、幼いときから文学にあこがれていた平安の一女性が、晩年、一生を省みて綴った幻想的な日記である。上巻は--十歳ごろ地方官の父に伴われ上総に下って、つれづれな明け暮れの中に文学に心を奪われる--父の任が満ち作者一族は長い苦しい旅の末、京に帰り、ようよう得た物語を夢ともうつつとも読みふける--父は再び任官、遠国に発ち、作者は母と京に寂しく残る。やがて父は帰京、老いた今は作者一人を頼りきる(上下二巻)。


目次

まえがき
1 凡例
  1.東国にて物語ゆかしさまさる
  2.門出よりいかだまで
  3.昔のあと・くろとの浜
  4.まつさと
  5.たけしば
  6.すみだ河・もろこしが原
  7.足柄山
  8.横走(よこはしり)・富士山・清見が関など
  9.富士河
  10.遠江(とほたふみ)を行く
  11.三河より尾張へ
  12.美濃より近江へ
  13.入京
  14.めでたき草子を得て
  15.継母去る
  16.乳母(めのと)・侍従大納言女(だいなごんむすめ)の死
  17.源氏の五十余巻
  18.京のわが家
  19.一品(いっぽん)の宮・土忌(つちいみ)
  20.猫
  21.長恨歌の物語
  22.荻(をぎ)の葉
  23.火の事
  24.姉の死
  25.姉の乳母
  26.司召(つかさめし)
  27.東山
  28.朝倉
  29.あらましごと・父の任官
  30.父の出立
  31.太秦参籠(うづまささんろう)
  32.軒近き荻・こしのびの森
  33.清水参籠
  34.初瀬の夢告
  35.天照(あまてる)御神
  36.修学院の尼へ
  37.父上京、西山に住む

書誌情報

紙版

発売日

1977年08月08日

ISBN

9784061581722

判型

A6

価格

定価:880円(本体800円)

通巻番号

172

ページ数

218ページ

シリーズ

講談社学術文庫

著者紹介

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