更級日記(下)

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更級日記(下)

サラシナニッキ

講談社学術文庫

老いた父と姉の遺児に心を残しながら宮仕えすることになった作者はやがて結婚生活に入る。一男一女にもめぐまれて、少女時代にあこがれた物語の世界を夢と悟りひたすら現実的な人となる。50歳のとき夫は国司として、成人した長男を従え任国にはなばなしく出発。見送る彼女は幸福そのものである。しかし翌年夫は急死。作者が醒めて眺めた現実は短い夢であった。ある夜、弥陀来迎を夢見てからは来世に頼みをかけてはかなく世を送る。


目次

38 宮仕へ
39 前世の夢
40 宮の御仏名(おぶつみやう)
41 宮仕へを退き家庭に入る
42 その後は
43 宮仕ヘ中の交友
44 春秋のさだめ
45 石山詣で
46 初瀬へ(一)
47 初瀬へ(二)
48 初瀬へ(三)
49 初瀬へ(四)
50 帰途
51 鞍馬・石山
52 また初瀬に
53 順境にある頃
54 越前の友
55 山奥の花・太秦(うづまさ)ごもり
56 二人の友と
57 筑前の友
58 高浜・住吉の浦
59 大津で暴風雨にあふ
60 夫の任官
61 夫の死
62 阿弥陀仏来迎(あみだぼとけらいがう)の夢
63 をばすて

書誌情報

紙版

発売日

1977年09月07日

ISBN

9784061581739

判型

A6

価格

定価:836円(本体760円)

通巻番号

173

ページ数

188ページ

シリーズ

講談社学術文庫

著者紹介

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