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フランス絵画史
フランスカイガシルネッサンスカラセイキマツマデ
- 著: 高階 秀爾

16世紀から19世紀末に至る400年間は、フランス精神が絵画の上に最も美しく花開いた時代である。フォンテーヌブロー派、プッサン、ヴァトー、ダヴィッド、ドラクロワ、そして印象派の画家たちによる忘れ難い名作の数々――、その抑制された画面には明晰な合理性と繊細な感覚性が宿り、人間存在の全体像が凝縮している。フランス美術の精華を辿り、本書は、豊潤なユマニスムの世界へと読者を誘う。
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目次
1 フォンテーヌブロー派の藝術
序節.歴史的背景
1.イタリアからフランスへ
2.フォンテーヌブロー派の展開
3.新しい感受性の誕生
2 17世紀フランスの絵画
序節.偉大なる世紀
1.バロックの誘惑
2.フランス精神の勝利
3.古典主義の成立
4.絶対王政の藝術
3 18世紀フランスの絵画
序節.人間性の世紀
1.転換期の絵画
2.ルイ15世時代の絵画
3.ロココから新古典主義へ
4 19世紀フランスの絵画(1)
序節.革命の藝術
1.新古典主義
2.ロマン主義
3.写実主義
5 19世紀フランスの絵画(2)
序節.伝説の終焉
1.第二帝政時代の美術
2.印象派の理論と技法
3.印象派の展開
4.後期印象派
5.象徴派の藝術
6.ナビ派とモンマルトルの画家たち
書誌情報
紙版
発売日
1990年04月05日
ISBN
9784061588943
判型
A6
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
通巻番号
894
ページ数
398ページ
シリーズ
講談社学術文庫