レトリックの記号論

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電子あり

レトリックの記号論

レトリックノキゴウロン

講談社学術文庫

われわれを取り囲む文化とは、巨大な記号の体系に他ならない。言語においても単語はそれぞれの意味をそなえた記号であり、それらが集まってできる文は複合的な記号となる。想像力ないし創造力を駆使して微妙な言語現象を分析・解読するレトリックの認識こそ、記号論のもっとも重要な主題なのである。言語学を越えた〈記号論としてのレトリック〉の領野を呈示した著者のレトリック研究の集大成の書。


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目次

●1
 ・認識とイメージのレトリック
 ・創造性としてのレトリック感覚
 ・自分だけのものでない言語
 ・「らしさ」について
 ・ことば
 ・強調の記号論へ
 ・言語と逃れ去る文学と
●2
 ・記号がひらく世界
 ・人物像――イメージのレトリック
 ・非言語記号と翻訳
 ・自由時間の記号性
 ・金で買えるという意味
●3
 ・読む楽しみ(の記号論)
 ・読むことの小冒険
 ・名前について
 ・手紙について
 ・ことわりかた
 ・落語
 ・だから
 ・広告と文学のことばの形
 ・美文の効用あるいは無用

書誌情報

紙版

発売日

1993年11月04日

ISBN

9784061590984

判型

A6

価格

定価:1,375円(本体1,250円)

通巻番号

1098

ページ数

284ページ

シリーズ

講談社学術文庫

電子版

発売日

2018年05月25日

JDCN

06A0000000000003316G

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