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文化記号論
ブンカキゴウロンコトバノコードトブンカノコード

文化記号論は、言葉を人間の心の働き、すなわち精神の創造的な営みとみなすことから出発し、文化現象のすべてを言語記号の総体として捉える。哲学・文学・社会学・人類学等、あらゆる人文科学の基盤としての中心的役割を担うに至った文化記号論の現在を多面的に考察。意味論・修辞学等の基礎理論から、記号論のめざすべきアクチュアルな課題までを明確に論じた、第一線言語学者による必携の好著。
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目次
1.ことばの意味と意味作用
1.ことばの仕組み
2.意味と意味作用
3.意味の創造――センスとナンセンス
2.ものと記号――記号としての世界
1.「ことば」と「ことばらしいもの」
2.ことばとしての文化
3.文化の解読と文化のコード
3.かたちの修辞学
1.発想から表現まで
2.修辞学の構成
3.種々のテクストの構造
4.類型と手法
4.意味の修辞学
1.比喩の文法と意義
2.隠喩の領域
3.意味の創造
4.文学的イメージと絵画的イメージ
5.ものの意味
5.日常的な記号世界
1.シンボルの森
2.親族の構造
3.空間の認識
4.<モノ>の価値と消費の過剰
6.非日常的な記号世界
1.日常と非日常
2.儀礼の象徴性
3.祭り
4.日常・非日常の意識と祝祭の氾濫
7.文化の中のことば――ことばとしての文化
書誌情報
紙版
発売日
1994年08月04日
ISBN
9784061591370
判型
A6
価格
定価:1,056円(本体960円)
通巻番号
1137
ページ数
282ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
『文化記号論への招待』’83年6月に有斐閣刊より刊行
著者紹介
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