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古典落語(続)
コテンラクゴゾク
- 編: 興津 要

冴える話芸、こぼれる笑い
「まんじゅうこわい」「妾馬」「酢豆腐」「品川心中」…
「濃いお茶が一ぱいこわい」、「酢豆腐はひと口にかぎりやす」――。大衆に支えられ、名人たちによって磨きぬかれた伝統話芸・古典落語。本書は「まんじゅうこわい」「代脈」「妾馬」「酢豆腐」など、代表的な19編を厳選。明治・大正・昭和の速記本をもとに完全再現し、日本人の笑いの源泉を描き出す。笑いとともにあった庶民の暮らしが、ここに甦る。
「ああこわい、こわい……ああ、唐まんじゅう……こういう高いものは、こわいからまっさきに消えてもらわなくては……中は……わあ、いいあんこだな……こわい、こわい(中略)」と、熊さんはまんじゅうを食べはじめました。(中略)「やい、熊公、てめえがほんとうにこわいのは、いったいなんなんだ?」「えへへ、このへんで、濃いお茶が一ぱいこわい」――(本書「まんじゅうこわい」より)
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目次
まんじゅうこわい
酢豆腐
代脈
船徳
大工調べ
宮戸川
妾馬
品川心中
富久
千両みかん
たちぎれ
茶の湯
小言念仏
禁酒番屋
百川
金明竹
花見の仇討ち
山崎屋
茗荷宿屋
落語と日本文学
落語人物誌
書誌情報
紙版
発売日
2004年03月11日
ISBN
9784061596436
判型
A6
価格
定価:1,584円(本体1,440円)
通巻番号
1643
ページ数
448ページ
シリーズ
講談社学術文庫
初出
本書は1972~1974年に小社より刊行された『古典落語』(全六巻)を、著作権継承者の了解を得て、再編集した。
著者紹介
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