記憶の果て

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記憶の果て

キオクノハテザエンドオブメモリィ

講談社ノベルス

エンターテインメントの未来を照らす快作!
亡き父の書斎に入った安藤直樹は奇妙なコンピューターを発見する。電源を入れた途端、モニター上に自己紹介の文が流れ出した。このパソコンは「何者」なのか?

浦賀和宏と云う若い作家は、作法を創るべく模索している。その仕事は、新しい小説を求める者に、多くの示唆を与えてくれる筈である。紡がれたテキストは、ミステリだとかSFだとかいう既存の枠組みに与(くみ)することを嫌っているかのようである。それでいて、多くのジャンルに新たな可能性を悉(ことごと)く内包してもいる。均等な距離感に基づく世界観を以て築かれた物語は、読む者の偏差を明確に自覚させてくれるだろう。本書は、先行作品に対する敬意ある挑発である。――京極夏彦


書誌情報

紙版

発売日

1998年02月05日

ISBN

9784061820067

判型

新書

価格

定価:1,045円(本体950円)

ページ数

472ページ

シリーズ

講談社ノベルス

著者紹介

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