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記憶の果て(下)
キオクノハテゲ
- 著: 浦賀 和宏

実際に存在した裕子は十七年前すでに自殺していると安藤に告げる母。父は自殺した娘の生まれ変わりとして、コンピューターにプログラムしたのではないか? 安藤は脳科学を扱う父の研究所や、裕子の本当の母親の元を訪ね回る。錯綜する人間関係が暴かれる衝撃的結末は、凡百のミステリーの常識を破壊する。
本書は先行作品に対する敬意ある挑発である。――京極夏彦(ノベルス刊行時)
(第5回メフィスト賞受賞作)
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書誌情報
紙版
発売日
2014年03月14日
ISBN
9784062778107
判型
A6
価格
定価:726円(本体660円)
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2014年04月11日
JDCN
0627781000100011000D
初出
1998年2月、講談社ノベルスとして刊行された。2001年8月、文庫化にあたり大幅に改稿した。2014年3月、上下巻に新装した。
著者紹介
1978年12月8日生まれ。1998年、第五回メフィスト賞を受賞して作家デビュー。京極夏彦の絶賛を受ける。講談社ノベルスより多数著作を発表。作品には『女王暗殺』『萩原重化学工業連続殺人事件』『生まれ来る子供たちのために』 『地球人類最後の事件』 『堕ちた天使と金色の悪魔』『世界でいちばん醜い子供』などがある。幻冬舎文庫『彼女は存在しない』がベストセラーになり話題に。最新刊は『彼女のため生まれた』(幻冬舎文庫)