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おれは日吉丸(上)
オレハヒヨシマルジョウ

今夜も京は燃えていた。この世から、戦火が熄むなどとは考えられない。火を消し止める者は誰もいない。夜盗が家々を荒して廻るのを、防ぎ止める手もなかった。激動の風吹きすさぶ戦国時代、ここに2人の少年がいた。一人は小猿、一人は日吉丸。――ある夜、寺を焼け出された日吉丸は、同年輩の少年・小猿と出会った。二人は手をたずさえて、戦国の世に浪々の船出をし……。ふたり合わせて、なんと後の木下藤吉郎秀吉? 楽天人生、だが底に潜む気骨。新機軸の太閤記。〈全五巻〉
Ⓒ士魂の会
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書誌情報
紙版
発売日
1985年11月08日
ISBN
9784061836167
判型
A6
価格
定価:480円(本体436円)
ページ数
348ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2019年05月17日
JDCN
06A0000000000061375X
著者紹介
装丁: 安彦 勝博(アビコ カツヒロ)