
マイページに作品情報をお届け!
白い航跡(下)
シロイコウセキ
- 著: 吉村 昭

海軍軍医総監となった高木兼寛は、脚気の原因説をめぐり、陸軍軍医部を代表する森林太郎(鴎外)と宿命的な対決をする。実証主義に徹するイギリス医学に則る「白米食説」と、学理を重視するドイツ医学を信奉する「細菌説」の対決であった。この対決は、日清・日露戦争を経て、両者の死後初めて結着した。
書誌情報
紙版
発売日
1994年05月02日
ISBN
9784061856806
判型
A6
価格
定価:565円(本体514円)
ページ数
274ページ
シリーズ
講談社文庫
初出
『産経新聞』1989年7月10日~1990年7月4日連載、単行本1991年4月講談社刊行。