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保健室の日曜日
ホケンシツノニチヨウビ
今日は日曜日。保健室の仲間たちは、人間の子どもたちのまねをして、視力検査の真っ最中。みんな勝手に作った検査表を出して大騒ぎの中、抱っこ赤ちゃんだけは浮かない顔です。その理由は、子どもたちに「にせものの赤ちゃん」といわれたからでした。心臓の音がしないと、生きていると言えないのでしょうか? みんなも、自分たちが「生きてるしるし」のないことに寂しい気持ちになってきます。でもくよくよなんかしていません。
好評の「日曜日」シリーズ。音楽室、理科室、図書室、給食室に続く第5作目は、保健室の仲間たちのおはなしです。
今日は日曜日。保健室の仲間たちは、人間の子どもたちのまねをして、視力検査の真っ最中。保健室の先生役の身長計が、一番に並んだほうたいに指し示す検査表は、たんこぶがつくったイラストバージョン。体重計やきずぐすりまで、みんな勝手に作った検査表を出して大騒ぎの中、抱っこ赤ちゃんだけは浮かない顔です。その理由は、子どもたちに「にせものの赤ちゃん」といわれたからでした。心臓の音がしない抱っこ赤ちゃんは、生きていると言えないのでしょうか? みんなも、自分たちが「生きてるしるし」のないことに寂しい気持ちになってきます。でもくよくよしてなんかいないのが、保健室の仲間たち。みんなで「生きてるしるし」を探しに行こう!と張り切って学校の外に出かけますが……。
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書誌情報
紙版
発売日
2012年08月09日
ISBN
9784061957350
判型
A5
価格
定価:1,320円(本体1,200円)
ページ数
96ページ
シリーズ
わくわくライブラリー
電子版
発売日
2016年12月09日
JDCN
0619573500100011000U
著者紹介
三重県生まれ。『かめきちのおまかせ自由研究』(長谷川義史・絵)で、第37回日本児童文学者協会新人賞を、『れいぞうこのなつやすみ』(長谷川義史・絵)で第17回ひろすけ童話賞を受賞。
1980年東京都生まれ。漫画家・イラストレーター。多摩美術大学大学院修了。「あとさき塾」で絵本創作を学ぶ。『ひらけ! なんきんまめ』(竹下文子・文)の挿絵でデビュー。