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私本太平記(四)
シホンタイヘイキ
- 著: 吉川 英治
元弘3年は、また正慶2年でもあった。敵味方によって年号が違うのも異常なら、後醍醐帝が隠岐に配流という現実も、尋常の世とはいえない。眇たる小島は風濤激化、俄然、政争の焦点となった。不死鳥の如き楠木正成は、またも天嶮の千早城に拠って、5万の軍勢を金縛りに悩ましつづけている。一方、去就を注目される足利高氏は、一族4千騎を率いて、不気味な西上を開始する。
不死鳥の如き正成は天嶮の千早城に拠った! 五万の敵勢を金縛りに悩ましつづけるが、一方、北朝側か幕府側か、去就を注目される足利高氏は、幕府の意向を無視して一族四千騎、不気味な西上を開始する……。
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目次
■八荒帖
柳営日譜
高ノ師直
隠岐の島守
一穂の灯
小宰相
阿野廉子
破 島
名和長年
船上山
八荒の旗
博多日記
忍の不死身
■千早帖
勝負の壇
不壊金剛
吐雲斎
弱い者たち
釘
難 題
矢作ノ陣
藤蔭秘事
不破やぶり
こぼれ針
夜叉と男
書誌情報
紙版
発売日
1990年03月05日
ISBN
9784061965669
判型
A6
価格
定価:880円(本体800円)
ページ数
534ページ
電子版
発売日
2014年08月01日
JDCN
0619656600100011000V
収録作品
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作品名初出
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作品名
私の吉川英治
初出
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作品名
作品紀行
初出