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日本風景論
ニホンフウケイロン

常に斬新な批評を展開する著者が“風景”と呼ぶ微妙な位相。村上春樹の小説を中心に「まさか」と「やれやれ」論、坂口安吾、田中角栄、北一輝に共通性を見る「新潟の三角形」、“ディスカバー・ジャパン”と国木田独歩、志賀重昂を対比する「武蔵野の消滅」ほか、三島由紀夫、深沢七郎、吉本ばなな、大島弓子等、時代をとりまく日本的文化現象に焦点をあてた独創の8篇。著者の批評の資質と方向を示す初期評論集。
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目次
「まさか」と「やれやれ」
一九五九年の結婚
新潟の三角形
武蔵野の消滅
「大」・「新」・「高」
風景の影
I 水銀柱の上の空白
II ポンペイの透明人間
著者から読者へ
書誌情報
紙版
発売日
2000年11月10日
ISBN
9784061982352
判型
A6
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
392ページ
シリーズ
講談社文芸文庫
電子版
発売日
2014年03月20日
JDCN
0619823500100011000I
初出
「まさか」と「やれやれ」は、『群像』1988年7月号 一九五九年の結婚1988年9月号 新潟の三角形1988年11月号 武蔵野の消滅1989年1月号 「大」・「新」・「高」1989年3月号 風景の影1989年5、6月号
著者紹介
解説: 瀬尾 育生(セオ イクオ)