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日本風景論 新装版
シンソウバンニホンフウケイロン
- 著: 志賀 重昂

明治の大ベストセラー。明治期の地理学者による、日本を地理学的に解説した初期の書籍であり、詩情豊かな文章でこの国の風土を讃えるものです。科学的・実証的な論述でありながら、日本文学の古典を豊富に引用し、明治画壇きっての名手である樋畑雪湖・海老名明四の挿画とあいまって、日本の自然の美しさを述べた古典的名著です。日本人の景観意識に重要な変革を与えた記念碑的作品です。(講談社学術文庫)
明治期の地理学者による、日本を地理学的に解説した初期の書籍であり、詩情豊かな文章でこの国の風土を讃えるものです。
明治27年に、日本でもっとも多く読まれた書籍です。
科学的・実証的な論述でありながら、日本文学の古典を豊富に引用し、明治画壇きっての名手である樋畑雪湖・海老名明四の挿画とあいまって、日本の自然の美しさを述べた古典的名著です。
日本人の景観意識に重要な変革を与えた記念碑的作品です。
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目次
一 緒論
二 日本には気候、海流の多変多様なる事
三 日本には水蒸気の多量なること
四 日本には火山岩の多々なる事
付録 登山の気風を興作すべし
五 日本には流水の浸食激烈なる事
六 日本の文人、詞客、画師、彫刻家、風懐の高士に寄語す
七 日本風景の保護
八 アジア大陸地質の研鑽、日本の地学家に寄語す
九 雑感(花鳥、風月、山川、湖海の詞画について)
解説 土方定一
書誌情報
紙版
発売日
2014年02月11日
ISBN
9784062922227
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
2222
ページ数
384ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2014年03月28日
JDCN
0629222200100011000S
初出
1976年に刊行された講談社学術文庫「日本風景論」(上下)を一巻にまとめたもの。底本には「志賀重昂全集 第四巻」(昭和3年、志賀重昂全集刊行会)所収の「日本風景論」を用い、「日本風景論 第三版」(明治28年、政教社)を参照した。
著者紹介
志賀重昂(しが しげたか) 1863年 -1927年。地理学者、評論家。)札幌農学校卒業。東京専門学校などで地理学を教える。「国粋保存主義」を説き、機関誌『日本人』を創刊。のち衆議院議員、英国王立地学協会会員など多彩な活動をした。著書に、『南洋時事』『地理学講義』『世界山水図説』『知られざる国々』など多数ある。