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政治家の条件
セイジカノジョウケン
- 著: 佐々木 毅
未熟な政治家しか持てない国はつねに世界から取り残される
改革を政争の具にすりかえ、予算バラマキに奔走する政治家。目先の既得権益にしがみつき、日本の政治を破壊した。しかしそれを許したのはわれわれ国民ではないか。政治の本質を見きわめ、日本の政治に指針を示す、注目の著作。
この数年、日本では政治のリーダーと他の政治家たちとの古い関係が解体され、なお新しい関係は確立していない。これはリーダーは政治家たちによって、せめてある程度尊敬されなければならないという関係がなくなり、やれ手法だとか政策だとか、あることないことを武器に政治家たちが政治のリーダーシップを互いに破壊し合ったこと――「憎悪」と「軽蔑」を武器にして――にほかならない。そのことは国民とリーダーとの関係に波及し、政治そのものが軽蔑の対象になりかねないところにまでいたっている。政治家たちがまじめに「愛していない」「尊敬していない」リーダーを国民に「愛してほしい」と求めても、それは無理な相談というものである。――第1章「マキアヴェッリ流日本政治論」より
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書誌情報
紙版
発売日
1995年03月07日
ISBN
9784062071086
判型
四六
価格
定価:1,708円(本体1,553円)
ページ数
271ページ
著者紹介
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