逢わばや見ばや

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逢わばや見ばや

アワバヤミバヤ

文芸(単行本)

月島と古本屋が私の学校だった。15才の少年は、たったひとりで上京し、古本屋の丁稚になった─―。世の中にもまれながら成長していく姿を描いて、笑いと感動を呼ぶ初の長編自伝小説。 私は月島に十三年住んだが、火の起こし方だけは最後まで身につかなっかた。 火だけではない。いろんなことを学んだが、すべて中途半端に終わった。 恥ずかしき所行の数々をつづったのが、本書である。いわば負、の自伝である。(「あとがき」より)


書誌情報

紙版

発売日

1997年06月10日

ISBN

9784062086745

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

300ページ

初出

『室内』1993年4月号~1997年4月号

著者紹介

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