志ん生的、文楽的

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志ん生的、文楽的

シンショウテキブンラクテキ

待ってました
ご用とお急ぎの方こそ読まれたし

8代目文楽の語りの向こうに江戸の崩壊を見、5代目志ん生の噺の彼方に黄塵万丈の大陸風景を幻視する。これぞ平岡流落語論だ!

<主な内容>
●頭蓋骨の中の桂文楽
●水に落ちた幇間はぶちのめすべし
●文楽の「つるつる」
●志ん生の「つるつる」
●遠くちらちら火の手が見える
●満洲における志ん生、圓生、森繁
●「野ざらし」マンハッタン
●穴どろ三人衆
●それからの「穴どろ」と志ん生の「富久」
●「悋気の火の玉」論より証拠藁人形
●文楽と志ん生の「締め込み」くらべ
●「寝床」の文楽と志ん生
●「松山鏡」および「厩火事」の民話
●「芝浜」の文楽ヴァージョンはあったのか
●落語の波止場と不心中
●巨匠が源内と言いまちがえた理由
●「居残り佐平次」と村岡伊平治
●戦後落語の黒い背骨
●志ん生「らくだ」と老舎『駱駝祥子』
ほか14本


書誌情報

紙版

発売日

2006年06月25日

ISBN

9784062135016

判型

四六

価格

定価:3,080円(本体2,800円)

ページ数

470ページ

初出

『志ん生「らくだ」と老舎『駱駝祥子』』は『アリエス』02号(2005年3月25日刊)に初出掲載。正言@アリエス(2006年4月17日号)に再掲。『満州における志ん生、圓生、森繁』は正言@アリエス(2006年4月24日号)に初出掲載。その他はすべて書き下ろし。

著者紹介

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