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悲から生をつむぐ 「河北新報」編集委員の震災記録300日
ヒカラセイヲツムグカホクシンポウヘンシュウイインノシンサイキロクサンビャクニチ
- 著: 寺島 英弥
東北は新しい春を迎えるというのに、時はまだ止まったまま、「3月11日」がずっと続いている。地元紙の人間もまた、取材者でありながら、被災の当事者となった。被災地の人々は「3月11日」以後をどのように暮らしたのか。2011年度新聞協会賞を受賞した「河北新報」の連載記事担当デスクが綴る”希望と再生の物語”。「被災者に寄り添う」という言葉の本当の意味がここにある。
東北の人々が未来永劫忘れることはないであろう、2011年3月11日午後2時46分。雪と寒さのあの日から、春が訪れ、夏が来て、秋が過ぎ、冬を越してまた新しい春を迎えるというのに、時はまだ止まったまま、そのまま「3月11日」がずっと続いている。
東北に生きる新聞社の一人ひとりもまた、取材者でありながら、被災の当事者となった。
被災地とそこに根ざした人々は「3月11日」以後をどのように暮らしたのか。
2011年度新聞協会賞を受賞した「河北新報」の連載記事「ふんばる」の担当デスクが綴る”希望と再生の物語”。
「被災者に寄り添う」という言葉の本当の意味がここにある。
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目次
序章 3・11の記憶
第1章 三陸の被災地へ
第2章 風評に立ち向かう
第3章 集いの寺
第4章 「までい・らいふ」の夢
第5章 鎮魂の夏
第6章 除染への願い
終章 悲から生をつむぐ
書誌情報
紙版
発売日
2012年03月09日
ISBN
9784062175661
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
322ページ
電子版
発売日
2012年04月27日
JDCN
0621756600100011000Y
著者紹介
てらしま・ひでや 河北新報社編集局編集委員 1957年、福島県相馬市出身。早稲田大学法学部卒。 東北の人と暮らし、文化、歴史などをテーマに連載や地域キャンペーン企画に長く携わる。「こころの伏流水 北の祈り」(新聞協会賞受賞)、「オリザの環」(同)、「時よ語れ 東北の20世紀」など。フルブライト奨学生として2002~03年、米デューク大学に留学。主な著書『シビック・ジャーナリズムの挑戦 コミュニティとつながる米国の地方紙』(日本評論社)、『地域メディアが地域を変える』(共著・日本経済評論社)など。