蔵盗み 古道具屋 皆塵堂

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蔵盗み 古道具屋 皆塵堂

クラヌスミフルドウグヤカイジンドウ

文芸(単行本)

妖怪と古道具屋、私も書こうと思ってました。先を越された!
                           ――香月日輪さん推奨!!

曰くものが集まる皆塵堂の新たな手伝いは盗人(ぬすっと)だった!?
「開かずの蔵」がついに開かれる?

大好評の「人情怪談騒動記」!

小間物問屋橘屋の手代だった益治郎は、濡れ衣を着せられ店を追い出された。3日後の夜、店の様子を見にいって若旦那に追いかけられた益治郎を、甚左という名うての盗人が助ける。甚左は益治郎に、意趣返しに自分が橘屋から金を盗むから、お宝ありと目をつけた古道具屋を調べるため、働くように頼む。その古道具屋とは、曰くものばかりが集められた皆塵堂だった……。

読者モニターが怖れ、笑い、唸った!

「ページをめくると、ふと空気が変わる。そんな怖さの詰まった本」(30代・女性)
「あちらこちらで幽霊が出るのに、温かくて優しくて微笑ましい」(30代・女性)
「最後につながっていく仕掛けが実に鮮やか」(40代・男性)
「魅力的なキャラクターもさることながら、ミステリとしても大満足」(30代・女性)


書誌情報

紙版

発売日

2013年03月28日

ISBN

9784062182379

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

250ページ

初出

収録作品参照

収録作品

  • 作品名

    水底の腕

    初出

    『メフィスト』2012年VOL.2

  • 作品名

    おいらの机だ

    初出

    書き下ろし

  • 作品名

    幽霊屋敷 出るか出ないか

    初出

    書き下ろし

  • 作品名

    人形の囁き

    初出

    書き下ろし

  • 作品名

    蔵の中

    初出

    書き下ろし

著者紹介

著: 輪渡 颯介(ワタリ ソウスケ)

1972年、東京都生まれ。明治大学卒業。『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、デビュー。怪談と絡めた時代ミステリーを独特のユーモアを交えて描く。主な作品に『無縁塚』『古道具屋 皆塵堂』『猫除け 古道具屋 皆塵堂』などがある。

既刊・関連作品一覧

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