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もういちどつくりたい テレビドキュメンタリスト・木村栄文
モウイチドツクリタイテレビドキュメンタリストキムラエイブン
- 著: 渡辺 考
《水俣、炭鉱、そして愛娘。「美しく哀しい」作品を撮り続けた名ディレクターの「業」に、ただただ圧倒された。――重松清(作家)》 「ドキュメンタリーは創作である!」と宣言した伝説のドキュメンタリスト、キムラエイブン。パーキンソン病と闘いながら撮った最後の一本とは? 同業者である著者が「共犯者」となって人生を追った感動ノンフィクション。
《水俣、炭鉱、そして愛娘。「美しく哀しい」作品を撮り続けた名ディレクターの「業」に、ただただ圧倒された。――重松清(作家)》
《「昔、男ありけり」。男の名は、木村栄文。九州博多より出て、賞獲り男の異名を取り、テレビ業界に勇名を馳せた伝説の男。これはNHKディレクターからの熱烈ラブレターである。――原一男(映画監督)》
《ライバル局NHKの鋭敏なディレクターによって評伝を上梓されるなんてね、エイブンさん、あの世でアッカンベーして歓喜しているに違いない。――金平茂紀(TBS「報道特集」キャスター)》
あなたは、キムラエイブンを知っていますか?
福岡RKB毎日放送のディレクターとして、「苦海浄土」「あいラブ優ちゃん」など多数の話題作を三〇年にわたり送り出し続けた「テレビ界の革命児」。突然の難病で身体が動かず、声も出せなくなった。そのとき――。
「ドキュメンタリーは創作である!」と宣言した伝説のドキュメンタリスト、キムラエイブン。パーキンソン病と闘いながら撮った最後の一本とは? 同業者である著者が「共犯者」となって人生を追った感動ノンフィクション。
- 前巻
- 次巻
目次
プロローグ テレビ界の巨星
第一章 オンとオフの日常
第二章 二人三脚
第三章 あいラブ優ちゃん
第四章 ドキュメンタリーは創作である
第五章 円熟のとき
第六章 さようなら
第七章 哀しくて美しく
第八章 もういちどつくりたい
第九章 終の選択
第一〇章 一〇時間の戦い
第一一章 天使
第一二章 優しいひとへ
エピローグ
みじかいあとがき
木村栄文 年譜
エピローグ
書誌情報
紙版
発売日
2013年07月31日
ISBN
9784062184663
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
330ページ
著者紹介
1966年、東京都生まれ。早稲田大学卒。90年にNHKに入局し、2011年より、大型企画開発センター勤務。制作したテレビ番組に、ETV特集「シリーズBC級戦犯(1)韓国・朝鮮人戦犯の悲劇」、NHKスペシャル「学徒兵 許されざる帰還~陸軍特攻隊の悲劇~」などがあり、これらの作品はギャラクシー賞選奨(テレビ部門)を受賞している。著書に、『餓島巡礼 ガダルカナルで戦死した夫や父、兄を追って』(海鳥社)、『ヤップ放送局に乾杯! ゆるゆる南島日記』(石風社)、『最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙』(重松清と共著・講談社文庫)、『特攻隊振武寮 証言・帰還兵は地獄を見た』(大貫健一郎と共著・講談社)、『BC級戦犯 獄窓からの声』(大森淳郎と共著・NHK出版)など。
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