原発の倫理学

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原発の倫理学

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小泉元総理が「原発ゼロ」を提唱! 汚染水問題で「東電破綻処理」へ急展開! 著者の主張通りに日本が動き始めた。原発官僚と闘う全言論。超話題作『原発ホワイトアウト』著者・若杉冽氏推薦!「霞が関には古賀さんを隠れキリシタンのように慕っている官僚たちがいる。原発の裏も表も全部わかる必読書」


小泉元総理が「原発ゼロ」を提唱! 細川元総理も「脱原発は倫理の問題」と主張! 著者の主張通りに、いま日本全体が動き始めた。

「原発官僚」と闘い、つねに時代を先取りしてきた言論の軌跡。

超話題作『原発ホワイトアウト』著者・若杉冽氏推薦!
「霞が関には古賀さんを隠れキリシタンのように慕っている官僚たちがいる。原発の裏も表も全部わかる必読書」

原発は「倫理的」に許されないエネルギーだという議論をすると、それは「感情的」あるいは「主観的」な議論であるというレッテル張りをされる傾向があります。経済論や技術論は受け入れられても倫理論は受け入れられないのが現状だと言ってよいでしょう。しかし、倫理の問題は、経済や技術の分野でも非常に重要な問題です。二人の元総理(小泉氏と細川氏)が期せずして脱原発を「人の生き方の問題」「倫理の問題」として語り始めたことは、極めて重要な意味があります。私が小泉氏や細川氏に期待するのは、大きな哲学、「脱原発の倫理観」を国民に提示し、国民的大議論を巻き起こすことです。議論の末、国民の大多数が新しい日本の生き方、「脱原発と再生可能エネルギーで、自然とともに生きる国日本」を目指すという共通の目標に到達すれば、その時初めて、脱原発が可能になるのだと思います。――「はじめに」より抜粋

第1章 東電破綻処理最初の攻防
第2章 原発再稼働で浮上した原子力ムラの正体
第3章 東電救済と大飯原発再稼働決定
第4章 原子力規制委員会を根底から批判する
第5章 原発推進派の荒唐無稽な言動
第6章 フクシマの現場を直視せよ
第7章 虚飾と欺瞞の安倍政権


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目次

第1章 東電破綻処理最初の攻防
第2章 原発再稼働で浮上した原子力ムラの正体
第3章 東電救済と大飯原発再稼働決定
第4章 原子力規制委員会を根底から批判する
第5章 原発推進派の荒唐無稽な言動
第6章 フクシマの現場を直視せよ
第7章 虚飾と欺瞞の安倍政権

書誌情報

紙版

発売日

2013年11月29日

ISBN

9784062187701

判型

四六変型

価格

定価:1,540円(本体1,400円)

ページ数

322ページ

電子版

発売日

2013年12月20日

JDCN

0621877000100011000O

初出

2012年1月13日に配信開始された「古賀茂明と日本再生を考えるメールマガジン」の中から原発問題、電力問題に関する記述をピックアップし、再編集したもの。基本的には配信当時のままとしたが、構成上、必要と思われる箇所について加筆・修正、あるいは削除など行った。

著者紹介

著: 古賀 茂明(コガ シゲアキ)

1955年長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。産業組織課長、OECDプリンシパル・アドミニストレーター、産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。2009年末に経済産業省大臣官房付とされるも、2011年3月の東日本大震災と福島第一原発事故を受けて4月に日本で初めて東京電力の破綻処理策を提起した。経産省から退職勧告され同年9月に辞職。その後、大阪府市エネルギー戦略会議副会長として脱原発政策を提言。現在も特定の組織に属さず果敢な発言を続ける。著書に『日本中枢の崩壊』(講談社文庫)『官僚の責任』(PHP新書)『官僚を国民のために働かせる法』(光文社新書)『信念をつらぬく』(幻冬舎新書)『利権の復活』(PHP新書)他がある。講談社のウェブメディア「「現代ビジネス」でメルマガ『古賀茂明と日本再生を考えるメールマガジン』配信中。

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