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簡素な生き方
カンソナイキカタ
- 著: シャルル・ヴァグネル ,
- 訳: 山本 知子
100年前にフランスで生まれ、アメリカで100万部を突破した「うつくしい道徳」が、よみがえる。心を正す、簡素な生活とは? 精神の在り方とは? 人との接し方とは?今こそ読み直したい、心を正し、簡素に生きるための指針。
100年前にフランスで生まれ、アメリカで100万部を突破した「うつくしい道徳」が、よみがえる。
心を正す、簡素な生活とは? 精神の在り方とは? 人との接し方とは?
今こそ読み直したい、心を正し、簡素に生きるための指針。
フランス・シンプル思考の源流。
○簡素の精神
簡素の本質とは、質素な服、住まい、ほどほどの暮らし、貧乏を指すのではない。
簡素な生活とはシンプルな暮らしではなく、あるがままの自分でいること。
人間の理想は、生活を生活そのものより偉大な宝物に変えること。
○簡素な言葉
新聞をうのみにするな。記者は相食む蛇であり、仲間内で競争をしている。
事実ではなく利益になることを言う人の、単純化された話を信じてはいけない。
美しい言葉は着飾った奉公人のようなもので、奉公人本来の役目を果たさない。
○簡素な義務
偉業に挑んで失敗した時ではなく、単純な義務を怠けたとき、人は魂を失う。
破産して「何一つ失うものはない」というときは、手元に残った破片を拾うこと。
窓ガラスが割れた時、犯人が見つかるまで割れたままにしておくのは愚かなこと。
○簡素な楽しみ
戦場で一瞬、歌を口ずさむ兵士がいるように、困難のさなかにも喜びは見つかる。
喜劇を見て評論する知識人より、大笑いする庶民のほうが、楽しむことの達人。
悲しむ人に合わせて悲しい顔を作るより、その人が一粒の楽しみを見つける手伝いをせよ。
・・・このほか、思想、欲求、ビジネス、人間関係、家庭、センスについて、いかに簡素であるべきかを提示。
***
本書は著者が結婚式でしたスピーチがもととなっている。話に感動した列席者が出版社に勤めており、書籍化を提案。半年後にフランスで刊行された。
ルーズベルト大統領が「私たちが心に銘記すべきことをこれほど多く含んでいる書物は、私の知る限り他にはない」と絶賛したことでアメリカで100万部を超え、ヨーロッパでもさらに広く読まれた。
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目次
はじめに
1 複雑な生き方 La vie compliquee
2 簡素な精神 L'esprit de simplicite
3 簡素な考え方 La pensee simple
4 簡素な言葉 La parole simple
5 単純な義務 Le devoir simple
6 簡素な欲求 Les besoins simples
7 簡素な楽しみ Le plaisir simple
8 お金と簡素 L'esprit mercenaire et la simplicite
9 名声と簡素 La reclame et le bien ignore
10 簡素な家庭 Mondanite et vie d'interieur
11 簡素な美しさ La beaute simple
12 簡素な社会 L'orgueil et la simplicite dans les rapports sociaux
13 簡素のための教育 L'education pour la simplicite
結論
訳者あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2017年02月15日
ISBN
9784062202138
判型
四六
価格
定価:1,540円(本体1,400円)
ページ数
266ページ
電子版
発売日
2017年02月24日
JDCN
0622021300100011000W
著者紹介
フランスの教育家、宗教家。1852~1918年。プロテスタントの牧師を経て「たましいの故郷」という寺院を創立。社会教育、初等教育の発展に貢献。近代フランス初等教育を宗教から独立させ、無月謝の義務教育として確立させた。著書に『正義』『青春』『剛毅』『生きるすべを学ぶために』など。
山本知子(やまもと・ともこ) 1958年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。東京大学新聞研究所研究課程修了。フィクション・ノンフィクションとも幅広く手がける仏語翻訳家。訳書に、ベルナール・ヴェルベール著『星々の蝶』、ダヴィド・S・シュレベール著『がんに効く生活』(ともにNHK出版)、ピエール・アスキ著『中国の血』(文藝春秋)、エレナ・ジョリー著『カラシニコフ自伝』(朝日新聞出版)、ソフィー・オドゥワン=マミコニアン著「タラ・ダンカン」シリーズ(メディアファクトリー)などがある。
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