
マイページに作品情報をお届け!
風の海 迷宮の岸(下) 十二国記
ジュウニコクキ04カゼノウミメイキュウノキシジュウニコクキ

とてつもない妖(あやかし)と対峙(たいじ)した泰麒(たいき)は、、身動(みじろ)ぎもせず、その双眸(そうぼう)を睨み続けた。
長い時間が過ぎ、やがて発した言葉は、「使令に下れ」。
異界(ここ)へ連れてこられても、転変(てんぺん)もできず、使令も持たなかった泰麒は、このとき、まさに己れが「麒麟(きりん)」であることを悟(さと)った!
しかし、この方こそ私がお仕(つか)えする「ただひとり」の王と信じる驍宗(ぎょうそう)を前に、泰麒には未だ、天啓(てんけい)はないまま。
ついに、幼い神獣が王を選ぶ──故郷(くに)を動かす決断の瞬間(とき)が来た!
オンライン書店で購入する
書誌情報
紙版
発売日
1993年04月12日
ISBN
9784062551205
判型
A6
価格
定価:484円(本体440円)
ページ数
200ページ
シリーズ
講談社X文庫