スサノオ神話でよむ日本人 臨床神話学のこころみ

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スサノオ神話でよむ日本人 臨床神話学のこころみ

スサノオシンワデヨムニホンジンリンショウシンワガクノココロミ

講談社選書メチエ

神話が民族のこころを支配する。荒ぶる、無邪気な神スサノオこそ日本人の「象徴」。子どもっぽさと「切れやすさ」、繊細な美意識とひそやかな宗教性。相反するものを同居させる日本人のこころの不思議な構造を、天神信仰から宮澤賢治、南方熊楠にいたる豊富な事例をもとに解き明かす。

【目次】
はじめに 日本人という「謎」
第一章 人間になりたかった神
第二章 臨床神話学の視座
第三章 元型的日本人、アマテラスとスサノヲ
第四章 怒りと宗教性の心理学
第五章 象徴の深みへ ユング派の考え方
第六章 地震と雷 天災の象徴
第七章 もうひとつの宮澤賢治伝
第八章 生きているスサノヲの肖像
第九章 はじまりのための終末 日本人の変容に向けて


あとがき
索引


  • 前巻
  • 次巻

目次

はじめに 日本人という「謎」
第一章 人間になりたかった神
第二章 臨床神話学の視座
第三章 元型的日本人、アマテラスとスサノヲ
第四章 怒りと宗教性の心理学
第五章 象徴の深みへ ユング派の考え方
第六章 地震と雷 天災の象徴
第七章 もうひとつの宮澤賢治伝
第八章 生きているスサノヲの肖像
第九章 はじまりのための終末 日本人の変容に向けて


あとがき
索引

書誌情報

紙版

発売日

1999年08月10日

ISBN

9784062581646

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

通巻番号

164

ページ数

220ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介

著: 老松 克博(オイマツ カツヒロ)

1959年、鳥取県生まれ。1948年、鳥取大学医学部卒業。1992ー95年、チューリッヒ・C・G・ユング研究所に留学、ユング派精神分析家資格取得。大阪大学人間科学部助教授。臨床心理士。医学博士。著書に、『漂泊する自我――日本的意識のフィールドワーク』(新曜社、1997年)が、訳書に、S・バッハ『生命(いのち)はその生涯を描く――重病の子どもが描く自由画の意味』(共訳、誠信書房、1998年)、R・ノル『ユングという名の<神>――秘められた生と教義』(新曜社、1999年)などがある。

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