王権の修辞学 フランス王の演出装置を読む

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王権の修辞学 フランス王の演出装置を読む

オウケンノシュウジガク フランスオウノエンシュツソウチヲヨム

講談社選書メチエ

王の支配力の源泉とは?
儀礼にみるヒエラルヒー再生産の構造

王はいかにして王たりうるのか?王の支配力の源泉は、物理的暴力ではなく、技巧に満ちた「形式とこけおどし」のなかにこそある。ルイ13、14世時代の絶対王権がいかにして超越性を維持しえたのか、緻密で大げさな「儀礼」を分析し、位階秩序再生産の機構を検証。

【目次】
はじめに
序章 呪術師の王
第一章 王を構築するシステム
1 フランス絶対主義国家とは何か
2 王という謎
3 国家とは何か
4 王の超越性を演出する国家儀礼
第二章 リ・ド・ジュスティス=正義の寝台
1 国王の臨席する会議
2 リ・ド・ジュスティスの読解
3 リ・ド・ジュスティスの儀礼的性格
第三章 ランス=王を聖別する都市
1 ルイ十三世によるランス入市式
2 勝利のアーチとサン・ドニ門
第四章 王は限りなく聖職者・呪術師に近づく
1 ルイ十三世の成聖式
2 「奇跡を行う王」
第五章 国家儀礼の理論
1 国家儀礼とは何か
2 表象としての国家儀礼
3 レトリックとしての国家儀礼
結び
史料および参考文献一覧


  • 前巻
  • 次巻

目次

はじめに
序章 呪術師の王
第一章 王を構築するシステム
1 フランス絶対主義国家とは何か
2 王という謎
3 国家とは何か
4 王の超越性を演出する国家儀礼
第二章 リ・ド・ジュスティス=正義の寝台
1 国王の臨席する会議
2 リ・ド・ジュスティスの読解
3 リ・ド・ジュスティスの儀礼的性格
第三章 ランス=王を聖別する都市
1 ルイ十三世によるランス入市式
2 勝利のアーチとサン・ドニ門
第四章 王は限りなく聖職者・呪術師に近づく
1 ルイ十三世の成聖式
2 「奇跡を行う王」
第五章 国家儀礼の理論
1 国家儀礼とは何か
2 表象としての国家儀礼
3 レトリックとしての国家儀礼
結び
史料および参考文献一覧

書誌情報

紙版

発売日

2004年11月12日

ISBN

9784062583152

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

通巻番号

315

ページ数

226ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介

著: 今村 真介(イマムラ シンスケ)

1971年、東京都生まれ。上智大学法学部法律学科卒業。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程に在籍。近世フランス史を専攻し、絶対主義時代における王権とヒエラルヒー秩序再生産の構造を研究。論文に「リ・ド・ジュスティスについて」「国家儀礼の修辞学的構造」など。

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