海から見た日本人-海人で読む日本の歴史

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海から見た日本人-海人で読む日本の歴史

ウミカラミタニホンジン

講談社選書メチエ

日本は海人列島である。「単一的」な外見の下に重層する多彩な貌……「海」をキーワードに人類学・神話学・考古学などさまざまな分野の知見を学際的に綜合し、日本人の複合的構造性を解明する。従来の日本人論を一新する画期的論考!

【目次】
はじめに
序章 和洋洋折衷の島 小笠原から
第一章 ホモ・サピエンスと日本列島
1 人類の起源と最初の移動
2 日本人の起源論争
3 近年の見解
4 日本語の系譜
5 「日本人」をどう考えるか
第二章 海を越える黒い石と白い貝
1 人類の海上渡航
2 海を越える黒い石
3 日本列島と黒曜石
4 海を渡った貝
5 南太平洋のイモガイ製腕輪
6 旅というハビトゥス
第三章 海を渡ってきた稲
1 海を越えた稲
2 稲の遺伝子、ヒトの遺伝子
3 弥生時代の景観
4 倭の水人
5 倭人の心象風景
第四章 海人の比較考古学
1 海を越える人々
2 海人の民族考古学
3 日本古代の海人
4 海人という生き方
第五章 海を越える魂
1 魂を運ぶ舟
2 東南アジアにおける船のシンボリズム
3 海辺の聖地
4 星の航海士
5 儀礼としての航海
第六章 海人列島残照
1 海人列島
2 琉球から
3 海人文化ルネサンス
おわりに
引用文献
索引


  • 前巻
  • 次巻

目次

はじめに
序章 和洋洋折衷の島 小笠原から
第一章 ホモ・サピエンスと日本列島
1 人類の起源と最初の移動
2 日本人の起源論争
3 近年の見解
4 日本語の系譜
5 「日本人」をどう考えるか
第二章 海を越える黒い石と白い貝
1 人類の海上渡航
2 海を越える黒い石
3 日本列島と黒曜石
4 海を渡った貝
5 南太平洋のイモガイ製腕輪
6 旅というハビトゥス
第三章 海を渡ってきた稲
1 海を越えた稲
2 稲の遺伝子、ヒトの遺伝子
3 弥生時代の景観
4 倭の水人
5 倭人の心象風景
第四章 海人の比較考古学
1 海を越える人々
2 海人の民族考古学
3 日本古代の海人
4 海人という生き方
第五章 海を越える魂
1 魂を運ぶ舟
2 東南アジアにおける船のシンボリズム
3 海辺の聖地
4 星の航海士
5 儀礼としての航海
第六章 海人列島残照
1 海人列島
2 琉球から
3 海人文化ルネサンス
おわりに
引用文献
索引

書誌情報

紙版

発売日

2010年04月10日

ISBN

9784062584630

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

通巻番号

463

ページ数

258ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

著者紹介

著: 後藤 明(ゴトウ アキラ)

1954年生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科修士課程・ハワイ大学人類学学部大学院博士課程修了。同志社女子大学現代社会学部教授を経て、南山大学人文学部教授・同大学人類学研究所所長。専攻は海洋人類学および物質文化や言語文化の人類学的研究。著書に『海の文化史』(未来社)、『「物言う魚」たち』(小学館)、『南島の神話』(中央公論新社)、『海を渡ったモンゴロイド』(講談社選書メチエ)、『カメハメハ大王』(勉誠出版)などがある。

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