中国が読んだ現代思想 サルトルからデリダ、シュミット、ロールズまで

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中国が読んだ現代思想 サルトルからデリダ、シュミット、ロールズまで

チュウゴクガヨンダゲンダイシソウサルトルカラデリダシュミットロールズマデ

講談社選書メチエ

日本の120年を30年で駆け抜ける! 貪欲な受容と激しい思考
サルトル、ハイデガー、フッサール、ウェーバー、レヴィ=ストロース、フーコー、デリダ、ハーバーマス、丸山眞男、ハイエク、ロールズ、シュミット、シュトラウス……

文化大革命の暗黒が晴れたそのときから、中国の猛烈な現代思想受容がはじまった! 日本のたどった道とよく似ているけれど、より切実で熱い思考にあふれたその現場と可能性を、自らも体感してきた中国人研究者が克明に描き出す。知られざる、そして知っておきたい中国がここにある。

【目次】
プロローグ
第1章 新しい啓蒙時代の幕開け――『読書』の創刊とヒューマニズムの復権
第2章 マックス・ウェーバーの再発見――「出土文物」の運命
第3章 異彩を放つ現代ドイツ哲学
第4章 西のマルキシズム「西馬」――フランクフルト学派を中心に
第5章 日本はいずこ?――一九八〇年代中国における福沢諭吉
第6章 遠のいていく新しい啓蒙時代――一九八〇年代の一つの総括
第7章 人気学問となった現象学
第8章 リクールとレヴィ=ストロース――フランス老大家の本格登場
第9章 フーコー受容の倒錯と可能性
第10章 脱構築と中国――デリダ訪中のインパクト
第11章 「西馬」再来――ハーバーマスと中国思想界
第12章 自由と正義への熱い思考――ハイエク、バーリン、ロールズ
第13章 合わせ鏡としての現代日本思想――丸山眞男の受容
第14章 注目される自由主義への批判者――カール・シュミットとレオ・シュトラウス
エピローグ――統括と展望


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目次

プロローグ
第1章 新しい啓蒙時代の幕開け――『読書』の創刊とヒューマニズムの復権
第2章 マックス・ウェーバーの再発見――「出土文物」の運命
第3章 異彩を放つ現代ドイツ哲学
第4章 西のマルキシズム「西馬」――フランクフルト学派を中心に
第5章 日本はいずこ?――一九八〇年代中国における福沢諭吉
第6章 遠のいていく新しい啓蒙時代――一九八〇年代の一つの総括
第7章 人気学問となった現象学
第8章 リクールとレヴィ=ストロース――フランス老大家の本格登場
第9章 フーコー受容の倒錯と可能性
第10章 脱構築と中国――デリダ訪中のインパクト
第11章 「西馬」再来――ハーバーマスと中国思想界
第12章 自由と正義への熱い思考――ハイエク、バーリン、ロールズ
第13章 合わせ鏡としての現代日本思想――丸山眞男の受容
第14章 注目される自由主義への批判者――カール・シュミットとレオ・シュトラウス
エピローグ――統括と展望

書誌情報

紙版

発売日

2011年06月11日

ISBN

9784062585040

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

通巻番号

501

ページ数

248ページ

シリーズ

講談社選書メチエ

電子版

発売日

2015年08月28日

JDCN

0625850400100011000A

著者紹介

著: 王 前(オウ ゼン)

1967年上海市に生まれる。上海外国語大学卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程修了。専攻は政治哲学・思想史。現在、東京外国語大学など兼任講師、東京大学グローバルCOE「共生のための国際哲学教育研究センター」(UTCP)共同研究員。 主な論文に、「丸山眞男的思想世界」(『本体的解構与重建――対日本思想史的新詮釈』所収、上海社会科学院出版社)、「I・バーリンとその批判者たち」(『思想史研究』第三号)、「洋学派林達夫における思想と政治」(『思想史研究』第七号)などがある。

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