双極性障害(躁うつ病)のことがよくわかる本

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双極性障害(躁うつ病)のことがよくわかる本

ソウキョクセイショウガイソウウツビョウノコトガヨクワカルホン

健康ライブラリー

ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》

【「躁うつ病」は「うつ病」の薬では治らない】

家族や財産など、失うものが大きい双極性障害(躁うつ病)。しかし、その実情は正しく理解されていません。本書では、症状から治療法までくわしく図解。併せて自己診断法も紹介します。

《躁とうつが入れ替わりあらわれる心の病》
【ケース1】買い物が止められず、自己破産に
【ケース2】実現不可能な計画を次々と立ち上げる
【ケース3】うつから一転。暴言が止まらない
【症状】「最高」から「最低」へ気分が激変する
【躁症状】気分が高揚し、万能感に満ちあふれる
【うつ症状】エネルギーが枯渇し、気分が落ち込む
【影響】社会的、人間関係的な損失が大きい
【家族】たいへんなのは、むしろ「躁」のとき
【合併症】合併しやすい心の病気は多岐にわたる

《大きく分けて三つのタイプがある》
【1型】躁とうつが同程度にあらわれる
【2型】躁が軽いのでうつ病と間違えやすい
【気分循環症】軽い躁と軽いうつをくり返す

《発病の原因やきっかけは、単純ではない》
【原因】/【誘因】/【発病のしくみ】/【病前性格】/【薬】/【季節】

《薬物療法と認知療法を中心に》
【薬物療法】/【通電療法】/【磁気療法】/【精神療法】/【認知療法】

《日常のなかで本人や周囲ができること》
【本人】/【本人・周囲】/【周囲】


目次

まえがき
【チェックテスト】双極性障害のこと、知っていますか?
《1.躁とうつが入れ替わりあらわれる》
【ケース1】買い物が止められず、自己破産に
【ケース2】実現不可能な計画を次々と立ち上げる
【ケース3】うつから一転。暴言が止まらない
【症状】「最高」から「最低」へ気分が激変する
【躁症状】気分が高揚し、万能感に満ちあふれる
【うつ症状】エネルギーが枯渇し、気分が落ち込む
【影響】社会的、人間関係的な損失が大きい
【家族】たいへんなのは、むしろ「躁」のとき
【合併症】合併しやすい心の病気は多岐にわたる
【コラム】あらわれ方は違っても共通点がある
《2.大きく分けて三つのタイプがある》
【診断】うつで受診。だから経過をみるしかない
【1型】躁とうつが同程度にあらわれる
【2型】躁が軽いのでうつ病と間違えやすい
【気分循環症】軽い躁と軽いうつをくり返す
【双極スペクトラム】はっきりわからないものは「双極かも」障害
【重症度】軽いと病気にみえないことも
【躁とうつ】気分と病気はどう違う?
【自己診断】躁の自己チェックをしてみよう/うつの自己チェックをしてみよう
【周辺の病気】双極性障害と間違えやすい病気
《3.発病の原因やきっかけは、単純ではない》
【原因】/【誘因】/【発病のしくみ】/【病前性格】/【薬】/【季節】
《4.薬物療法と認知療法を中心に》
【概要】うつ病より治療が困難になる二つの理由
【薬物療法】双極性のうつ状態は、うつ病とは薬が違う
【薬物の作用】脳内の神経細胞を保護、再生する?
【通電療法】改良型の通電療法が開発された
【磁気療法】入院の必要がなく、手軽な治療法
【精神療法】認知療法で、ものごとのとらえ方を変える
【認知療法】思考のコントロール法をおぼえる
【認知療法】客観的に、冷静に、を心がける
【入院】ひどい躁のときには保護のために入院も
【コラム】なかなか改善しない場合は/うつに転じたとき自殺に走らないで
《5.日常のなかで本人や周囲ができること》
【本人】/【本人・周囲】/【周囲】

書誌情報

紙版

発売日

2009年09月11日

ISBN

9784062594387

判型

B20取

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

ページ数

102ページ

シリーズ

健康ライブラリーイラスト版

著者紹介

監: 野村 総一郎(ノムラ ソウイチロウ)

1949年、広島県生まれ。防衛医科大学精神科教授。慶應義塾大学医学部卒業。藤田学園保健衛生大学精神科助教授、立川共済病院精神科部長を経て、現職。1985年~87年、米国テキサス大学医学部、メイヨー医科大学に留学。日本うつ病学会第一回総会会長。主な著書に『病労外来』『精神科にできること』(ともに講談社)、『「心の悩み」の精神医学』(PHP新書)、『うつ病の真実』(日本評論社)などがある。

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