
マイページに作品情報をお届け!
仕事中だけ「うつ病」になる人たち 30代うつ、甘えと自己愛の心理分析
シゴトチュウダケウツビョウニナルヒトタチサンジュウダイウツアマエトジコアイノシンリブンセキ
- 著: 香山 リカ

病気休暇中に海外旅行。
不調になったのは会社のせい。
自分の「うつ病」をあちこちに言って回る。
心の病の休職者による企業損失が年間約1兆円とも言われる時代。30代に、新しいタイプの「うつ病」が急増している。果たして彼らは、ほんとうに病気なのか?それとも――!?
いまどき若年層ビジネスマンの心理を、当代一の人気精神科医が、切り口鋭く読み解く!
こんな「うつ」が30代に増えている――
●職場では不調だが、好きな趣味は精力的に行える
●学歴が高く、まじめだが、やや自己中心的
●自分が「うつ」であることの自覚が強い
●一定のレベルまで回復するが、なかなか復職に踏み切れない
●不安感、恐怖感、あせりといった感情の動揺がひどい
など
ツグオさん(31歳)はブログを開設したのだが、そこでは会社の不当な扱いに加えて、「今日もうつだ」「もう死んだほうがいいのかな」「気がついてみたらビルの屋上に立っていた」といったうつ症状、希死念慮をほのめかす記述が目立った。しかし、一方では好きなアーティストのライブに行ったり学生時代の友だちとキャンプに行ったり、と元気な様子も記されていた。会社の相談室から紹介された精神科に通って、かなり大量の抗うつ薬を服用しているらしかった。――<本文より>
- 前巻
- 次巻
目次
序章 30代に新型の「うつ」が急増中
第1章 仕事以外のことならできる
第2章 職場に広がる二次被害
第3章 時代が「うつ」を変化させてきた
第4章 責任回避の世代
第5章 対応のしかた、治療のありかた
第6章 「30代うつ」は病気か否か
終章 自分が「30代うつ」だと思う人へ
書誌情報
紙版
発売日
2007年01月20日
ISBN
9784062594844
判型
四六
価格
定価:1,430円(本体1,300円)
ページ数
216ページ
シリーズ
こころライブラリー
著者紹介
関連シリーズ
-
なかなか治らない難治性のうつ病を治す本
-
むしろウツなので結婚かと 解説付き
-
うつ病・躁うつ病で「休職」「復職」した人の気持ちがわかる本
-
うつ病の人に言っていいこと・いけないこと
-
「若作りうつ」社会
-
老年期うつ
-
非定型うつ病のことがよくわかる本
-
認知症と見分けにくい「老年期うつ病」がよくわかる本
-
入門 うつ病のことがよくわかる本
-
大人も知らない「プチうつ気分」とのつきあい方
-
双極性障害(躁うつ病)の人の気持ちを考える本
-
双極性障害(躁うつ病)のことがよくわかる本
-
思春期の「うつ」がよくわかる本
-
月経の前だけうつ病になってしまう女性たち―PMDDを治す
-
軽症うつ病
-
医者を悩ます「ニュータイプなうつ病」がわかる本
-
それってホントに「うつ」? 間違いだらけの企業の「職場うつ」
-
その習慣を変えれば「うつ」は良くなる!
-
うつ病放浪記 絶望をこえて生きる
-
うつ病をなおす
-
うつ病の人の職場復帰を成功させる本 支援のしくみ
-
うつ病の人の気持ちがわかる本
-
うつ病の現在
-
うつからの完全脱出
-
「うつ」に陥っているあなたへ