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日本人の度量 3・11で「生まれ直す」ための覚悟
ニホンジンノドリョウサンテンイチイチデウマレナオスタメノカクゴ

この3月で、東日本大震災から3年が経つ。震災を見つめ直し、被災者の苦しみと悲しみをどう分かち合えばいいのか。そして困難の中から希望を見いだすにはどうしたらいいのか。政治思想家の姜尚中氏、作家の髙村薫氏、大谷大学教授の鷲田清一氏、親鸞仏教センター所長の本多弘之氏の4人が語る、3・11の見つめ方、悲しみの乗り越え方。「我々に必要なのは未曾有の大震災を忘れないこと、そして語り直しをすること」(姜尚中氏)。「国民力世界一」の日本人は、3・11を乗り越えられる!
はじめに 木越康
第1章 姜尚中「私たちは『成長教』を捨て、生まれ直さないといけない」
第2章 髙村薫「欲望の愚かさを見つめ直し、思慮深く生きるために」
第3章 鷲田清一「震災を忘れてはいけない。被災者の『語り直し』に耳を傾けよう」
第4章 本多弘之「『五濁悪世』の時代をどう生きていったらいいのか」
ⒸKang Sang-jung/Kaoru Takamura/Kiyokazu Washida/Hiroyuki Honda
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目次
はじめに 木越康
第1章 姜尚中「私たちは『成長教』を捨て、生まれ直さないといけない」
第2章 髙村薫「欲望の愚かさを見つめ直し、思慮深く生きるために」
第3章 鷲田清一「震災を忘れてはいけない。被災者の『語り直し』に耳を傾けよう」
第4章 本多弘之「『五濁悪世』の時代をどう生きていったらいいのか」
書誌情報
紙版
発売日
2014年02月21日
ISBN
9784062728409
判型
新書
価格
定価:924円(本体840円)
通巻番号
ページ数
208ページ
シリーズ
講談社+α新書
電子版
発売日
2023年07月07日
JDCN
06A0000000000669817E
著者紹介
●姜尚中……1950年、熊本県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。旧西ドイツ、エアランゲン大学に留学の後、東京大学大学院情報学環教授などを経て、2013年より聖学院大学全学教授。専攻は政治学、政治思想史。テレビ・新聞・雑誌などで幅広く活躍。『悩む力』(集英社新書)、『心』(集英社)、『愛の作法』(朝日文庫)ほか著書多数。
●高村薫……1953年、大阪に生まれ。国際基督教大学を卒業。商社勤務をへて、1990年『黄金を抱いて翔べ』で第3回日本推理サスペンス大賞を受賞。93年『リヴィエラを撃て』(新潮文庫)で日本推理作家協会賞、『マークスの山』(講談社文庫)で直木賞を受賞。著書に『レディ・ジョーカー』『神の火』『照柿』(以上、新潮文庫)などがある。
●鷲田清一……1949年生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院博士課程修了。現在、大谷大学教授。哲学・論理学専攻。著書に『分散する理性』(勁草書房)、『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫)、『大事なものは見えにくい』(角川文庫)などがある。
●本多弘之……1938年中国黒龍江省孟家崗(旧弥栄村)生まれ。66年大谷大学大学院修了。83年同助教授を辞任。1986年真宗大谷派本龍寺住職就任。2001年親鸞仏教センター所長に就任。
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