分冊文庫版　鉄鼠の檻（二）

もう解りました。あなたの腹に巣喰っている大きな鼠の正体が

「もしやあの男――本気だったか」。不可解な呟きを残し、今度は老師の大西泰全が惨殺された。天下の険の懐深く入り込んだ捜査陣はなす術もない。空しく仙石楼に引き揚げた骨董屋の今川、カメラマンの鳥口、そして文士の関口。そこに待っていたのは京極堂による、典座（てんぞ）・桑田常信（くわたじょうしん）の「憑物」落としだった。

書誌情報

紙版

• 発売日: 2005年10月14日
• ISBN: 9784062752077
• 判型: A6
• 価格: 定価：803円（本体730円）
• ページ数: 448ページ
• シリーズ: 講談社文庫

電子版

• 発売日: 2012年06月01日
• JDCN: 0627520700100011000D

初出

講談社ノベルス版『鉄鼠の檻』は’９６年１月に刊行。『文庫版鉄鼠の檻』は’０１年９月に刊行。文庫版として出版するにあたり本文レイアウトに合わせて加筆・訂正を行い体裁の一部を変更。『分冊文庫版　鉄鼠の檻』の編集・組版にあたっては「ノベルス版」と「文庫版」を底本に再度校合。

著者紹介

著： 京極　夏彦（キョウゴク　ナツヒコ）

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