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分冊文庫版 鉄鼠の檻(四)
ブンサツブンコバンテッソノオリ4

あるべきでないものは――矢張りない方がいい……発見なんかされなきゃ良かったんだ
「ああ云う場所はもう――これから先はなくなってしまうのだろうな」。京極堂は最後に独り言(ご)ちた。多くの仏弟子を次々に魔境へと拉(らっ)し去った妄念の寺が紅蓮の炎に包まれたとき、燃え落ちていく憑物の意外な正体が明らかになる。世界ミステリ史上もっとも驚くべき動機と犯人像を呈示した傑作、ここに完結。
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書誌情報
紙版
発売日
2005年11月15日
ISBN
9784062752091
判型
A6
価格
定価:545円(本体495円)
ページ数
256ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2012年06月01日
JDCN
0627520900100011000J
初出
講談社ノベルス版『鉄鼠の檻』は’96年1月に刊行。『文庫版鉄鼠の檻』は’01年9月に刊行。文庫版として出版するにあたり本文レイアウトに合わせて加筆・訂正を行い体裁の一部を変更。『分冊文庫版 鉄鼠の檻』の編集・組版にあたっては「ノベルス版」と「文庫版」を底本に再度校合。 解説『檻を破る』(玄侑宗久)「イン★ポケット」’01年9月号初出