素浪人半四郎百鬼夜行(一) 鬼溜まりの闇

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素浪人半四郎百鬼夜行(一) 鬼溜まりの闇

スロウニンハンシロウヒャッキヤコウ1キダマリノヤミ

講談社文庫

家老の跡取に怪我を負わせ廃嫡させた榊半四郎は江戸に出て素浪人となった。兄の仇を取るはずの弟は仇討ち決行を臆す弱腰。仇討ちを受けることができず江戸の暮らしにも望みが見えず、半四郎は生きる気力を失う。「やはり死のう」と刀を引き抜いたとき、半四郎のそばに妖しい火の玉が浮かぶ。謎の老人・聊異斎は半四郎に本人も知らぬ怪異に対峙する力があると気づき、半四郎を子守と子供が神隠しに遭ったという屋敷に連れて行く。


家老の跡取りを剣術稽古の際に怪我を負わせ廃嫡させた榊半四郎は江戸に出て素浪人となった。兄の仇を取るため江戸に上った弟は仇討ち決行を臆す弱腰で、半四郎はいくばくかの金子を与えられ藩を召し放ち(追放)になる。仇討ちを受けることができず江戸の暮らしにも望みが見えず、生きる気力を失う半四郎。「やはり死のう」と刀を引き抜いたとき、半四郎はそばに火の玉が浮かぶ。火の玉を斬らんとする半四郎を止めに現れた謎の老人・聊異斎と小僧・捨吉。聊異斎は半四郎に本人も知らぬ怪異に対峙する力があると気づき、半四郎を子守と子供が神隠しに遭ったという屋敷に連れて行く。


目次

第一話 鬼火
第二話 表裏の家
第三話 刀商叶屋
第四話 剣鬼
第五話 初雪女郎

書誌情報

紙版

発売日

2014年01月15日

ISBN

9784062777223

判型

A6

価格

定価:704円(本体640円)

ページ数

320ページ

シリーズ

講談社文庫

著者紹介

著: 芝村 凉也(シバムラ リョウヤ)

1961年、宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。学生時代は映画サークルでシナリオ作成に熱中、二十数年のサラリーマン生活を経験した後、2011年『返り忠兵衛 江戸見聞 春嵐立つ』(双葉社)でデビュー。「返り忠兵衛」シリーズは好評を博し既刊十一巻を数える。確かな筆力と個性的な人物造形で今後の活躍が期待される時代小説作家の超新星。

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