
マイページに作品情報をお届け!
湖底の城 三 呉越春秋
コテイノシロ3ゴエツシュンジュウ
- 著: 宮城谷 昌光

伍子胥は父・五奢、兄・伍尚とともに楚に仕える身だった。だが、楚王の佞臣・費無極が弄した奸計により、父と兄は誅せられてしまう。血涙を振るって危地を脱した伍子胥は、「つぎに楚都にくるときは、楚を滅ぼすときだ」と復讐を固く誓いつつ中原諸国をさすらうのだった。大河中国歴史小説の伍子胥篇、第三弾。
オンライン書店で購入する
目次
亡命の道
悠悠たる蒼天
流浪の人
子木のたくらみ
密告者
脱出路
呉へ――
蘭京の船
延陵の地
呉王と公子光
彭乙の苦難
謎の絵図
書誌情報
紙版
発売日
2014年09月12日
ISBN
9784062779173
判型
A6
価格
定価:715円(本体650円)
ページ数
288ページ
シリーズ
講談社文庫
電子版
発売日
2014年11月14日
JDCN
0627791700100011000C
初出
「小説現代」2011年8月号~2012年7月号。単行本は2012年7月に小社より刊行されました。
著者紹介
1945年愛知県蒲郡市生まれ。『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を、『重耳』で芸術選奨・文部大臣賞を、『子産』で吉川英治文学賞を受賞。中国古代に材をとった歴史ロマンの第一人者。『管仲』『楽毅』『晏子』『王家の風日』『奇貨居くべし』『太公望』等の小説、『クラシック 私だけの名曲1001』『クラシック千夜一曲』などのエッセイ他著書多数。近著に『三国志』『草原の風』等がある。本書の続編が「小説現代」にて連載中。