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「長生き」に負けない生き方
ナガイキニマケナイイキカタ
- 著: 外山 滋比古

「長生き」に不安という人の割合は9割にも! これは生命保険会社が20代~60代の1000人近くに対し行った調査結果。現代日本人が実は、ご長寿を望んでいないということがはっきりわかります。東大・京大でもっとも読まれた本、200万部のベストセラー『思考の整理学』の著者・外山滋比古氏は92歳。「長生き」の時代をどう生きれば不安でなくなるか、自らが見いだした結論と33の実践方法を明かします。
「長生き」が不安という人の割合は9割にも!
これは生命保険会社が20代~60代の1000人近くに行った調査結果。現代日本人が実は、ご長寿を望んでいないということがはっきりわかります。
東大・京大でもっとも読まれた本、200万部突破のベストセラー『思考の整理学』の著者・外山滋比古氏は90代。「長生き」の時代をどう生きれば不安でなくなるか、幸せか。自らが見いだした結論と33の実践方法を明かします。
さかのぼれば40代後半、著者は慄然とします。「ぼんやりしていたら定年後は地獄だ」と。それから約半世紀のあいだ、老後を満喫する術を日々向上させてきました。
大切なのは習慣です。
老人には話し相手が欠かせない、から、賞味期限切れの「旧友」でなく「新友」を常に増やそう。体を鍛えるだけでなく脳から手まで活性化する生活習慣とは何か。日記より朝書く予定表に変えてから生活が一変。ぜいたくはできればしなさい。それは社会貢献だ。怒りや忘れる力が人間をささえている、などなど具体的かつ明快な教えは目からうろこです。さらに、著者が敬愛する先輩や同僚の最期を通して語られる生き方に、老いの覚悟も学べます。
「老人は雄々しく自立しなくてはいけない」と語る著者による、日本人の本音の願いに応えた刺激たっぷりの一冊。
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目次
文庫版まえがき
第1章
世のため人のため/一代限りの覚悟/浜までは……/微毒の妙/最中/夢中/集中
第2章
われを忘れ/旧友・新友/知らぬが仏/ぜいたく/がまん/怒る力
第3章
散歩道/手にも散歩/心の旅/口舌遊歩/頭の散歩/歩き終わって……/悠々自適
第4章
ちょっぴりのいけないこと/六十の手習/ネムリはクスリ/風をひく/ノー・サンキュー/日記と予定/生活第一
第5章
お山の大将/あっけなく/忘れるが勝ち/失敗もまたよし/ホメられては死ねない/郵便が来る
“あとがき”にかえて
書誌情報
紙版
発売日
2016年07月21日
ISBN
9784062816816
判型
A6
価格
定価:594円(本体540円)
通巻番号
ページ数
224ページ
シリーズ
講談社+α文庫
電子版
発売日
2016年07月29日
JDCN
0628168100100011000E
初出
本作品は、2011年11月に小社から刊行された『「いつ死んでもいい」老い方』を改題・一部訂正・加筆のうえ、文庫化したものです。
著者紹介
1923年、愛知県に生まれる。評論家。英文学のほか、言語論、修辞学、教育についての発言が多い。東京文理科大学英文科卒業。東京教育大学助教授、お茶の水女子大学教授、昭和女子大学教授を経て、お茶の水女子大学名誉教授。文学博士。教職のかたわら、雑誌『英語青年』『英語文学世界』を編集。 著書には、『思考の整理学』『知的生活習慣』(ともに筑摩書房)、『新エディターシップ』(みすず書房)、『乱談のセレンディピティ』(扶桑社)ほか多数。
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