時代小説で旅する東海道五十三次

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時代小説で旅する東海道五十三次

ジダイショウセツデタビスルトウカイドウゴジュウサンツギ

講談社+α文庫

日本橋をふりだしに、五十三の宿場を経て、京都三条大橋まで、各町を舞台にした時代小説を解説しながら、その名所名物を紹介するという、歴史好き、旅好きには堪らない一冊。大正時代に活躍した岡本綺堂から現代の若手まで膨大な時代小説を読破した著者が、東海道を舞台とする208冊を厳選。また、著者自身の足で取材した名所・名物を写真入りで紹介する。道案内は、家康、竜馬から桃太郎侍、果ては将軍に献上される象まで登場!


お江戸日本橋をふりだしに、五十三の宿場を経て、京都三条大橋まで、それぞれの町を舞台にした時代・歴史小説を解説しながら、それぞれの宿場町の名所名物を紹介するという、歴史好き、旅好きには堪らない一冊。大正時代に活躍した捕物帳の先駆者・岡本綺堂から、司馬遼太郎、池波正太郎、山本周五郎らベストセラー作家、そして、現代の若手まで膨大な量の時代・歴史小説を読破した著者が、東海道を舞台とする傑作・名作を厳選。また、著者自身の足で取材した各宿場に残る名所・旧跡・名物を写真入りで紹介する。旅の道案内人は多士済々。家康、赤穂浪士に竜馬、次郎長から木枯らし紋次郎に桃太郎侍、果ては将軍に献上される象まで登場する。


目次

日本橋『本朝金瓶梅 お伊勢篇』林真理子
品川『月影兵庫 上段霞切り』南條範夫
神奈川『元治元年のサーカス』岩崎京子
保土ヶ谷『雲霧仁左衛門』池波正太郎
大磯『暁の旅人』吉村昭
小田原『半七捕物帳 山祝いの夜』岡本綺堂
原『はやぶさ新八御用旅』平岩弓枝
蒲原『峠越え』山本一力
府中『影武者 徳川家康』隆慶一郎
丸子『桃太郎侍』山手樹一郎
岡部『帰って来た紋次郎』笹沢左保
島田『赤穂飛脚』山田風太郎
金谷『ああ三百七十里』杉本苑子
浜松『大菩薩峠 東海道の巻』中里介山
二川『眠狂四郎 孤剣五十三次』柴田錬三郎
御油『新吾十番勝負』川口松太郎
藤川『陽気な殿様』五味康祐
岡崎『茶摘は八十八夜から始まる』山本周五郎
池鯉鮒『出雲の阿国』有吉佐和子
宮『菊水兵談』横溝正史
桑名『おんみつ蜜姫』米村圭伍
石薬師『次郎長三国志』村上元三
関『関の小万』新田次郎
坂下『顔十郎罷り通る』柴田錬三郎
水口『龍馬がゆく』司馬遼太郎
石部『えじゃないか』出久根達郎
京・三条大橋『鞍馬天狗 鞍馬の火祭り』大佛次郎

書誌情報

紙版

発売日

2017年08月18日

ISBN

9784062817264

判型

A6

価格

定価:1,320円(本体1,200円)

通巻番号

ページ数

544ページ

シリーズ

講談社+α文庫

電子版

発売日

2017年08月25日

JDCN

06A0000000000003902F

初出

本書は、2015年10月に小社より刊行した単行本『時代小説で旅する東海道五十三次 江戸・日本橋~浜松編』と『時代小説で旅する東海道五十三次 舞坂~京・三条大橋編』をまとめ、文庫収録するにあたり、加筆、修正したものです。

著者紹介

著: 岡村 直樹(オカムラ ナオキ)

1948年、東京都生まれ。慶応義塾大学卒。ローカル紙記者などを経て旅行作家に。日本旅行作家協会会員。川の旅人として、文学、歌謡、映画、民俗、歴史、絵画などのジャンルから川にアプローチして23年、全国の一級水系109本すべてを10年がかりで踏破。現在は二級水系を歩いている。著書に、『寅さん 人生の伝言』(生活人新書)、『「清張」を乗る 昭和30年代の鉄道シーンを探して』(交通新聞社新書)などがある。

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