邪馬台国をとらえなおす

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邪馬台国をとらえなおす

ヤマタイコクヲトラエナオス

講談社現代新書

邪馬台国の場所と範囲を考えるうえで、もうひとつの視点として筆者が強調しておきたいことは、列島内における古墳出現前夜すなわち弥生時代後期の東国の歴史的展開についてである。二世紀後半から三世紀前半期にかけて、東国各地の日本海沿岸地域と、太平洋岸の広汎な地域内で、土器が激しく移動していることをどうとらえるべきかという問題である――「はじめに」より


箸墓は卑弥呼の墓か、纏向は邪馬台国の宮殿跡か、三角縁神獣鏡は「魏志倭人伝」の鏡か――
日本国家の起源に迫る!

邪馬台国の場所と範囲を考えるうえで、もうひとつの視点として筆者が強調しておきたいことは、列島内における古墳出現前夜すなわち弥生時代後期の東国の歴史的展開についてである。二世紀後半から三世紀前半期にかけて、東国各地の日本海沿岸地域と、太平洋岸の広汎な地域内で、土器が激しく移動していることをどうとらえるべきかという問題である――「はじめに」より


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目次

第一章 「魏志倭人伝」の謎
第二章 「魏志倭人伝」を読む
第三章 邪馬台国成立前夜――激動の東アジアと倭国大乱
第四章 鉄と鏡の考古学
第五章 土器と墓が語る邪馬台国
第六章 箸墓=女王卑弥呼の墓の可能性をさぐる

書誌情報

紙版

発売日

2012年04月18日

ISBN

9784062881548

判型

新書

価格

定価:836円(本体760円)

通巻番号

2154

ページ数

256ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2017年01月20日

JDCN

0628815400100011000C

著者紹介

著: 大塚 初重(オオツカ ハツシゲ)

1926年東京生まれ。明治大学名誉教授。登呂遺跡再整備検討委員会委員長。明治大学教授時代には、日本考古学協会会長、山梨県立考古博物館館長・山梨県埋蔵文化財センター所長等を歴任。主な著書に、『東国の古墳と大和政権』(吉川弘文館)、『弥生時代の時間』『古墳時代の時間』(学生社)、『考古学から見た日本人』(青春新書インテリジェンス)、『ヴィジュアル版 東京の古墳を歩く』(監修、祥伝社新書)、五木寛之氏との共著に『弱き者の生き方』(徳間文庫)がある。

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