福島第一原発事故 7つの謎

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福島第一原発事故 7つの謎

フクシマダイイチゲンパツジコナナツノナゾ

講談社現代新書

事故3年経ってなお次々に浮かび上がる謎。福島第一原発事故の検証報道で独走するNHKメルトダウン取材班が、吉田昌郎・福島第一原発所長が遺した「謎の言葉」の真相に迫る。500人以上の関係者取材、政府事故調・吉田調書や東電内部の極秘メモなど超一級資料などを駆使して、未解明の7つの謎に迫るミステリー・ノンフィクションの傑作! (講談社現代新書)


東京電力 吉田昌郎・福島第一原発所長は、食道がんで亡くなる直前、周囲の人間に「自分は、1号機のベントが本当に成功したかどうか、確信が持てない」と繰り返し述べていたという。成功したとされている1号機のベント。吉田氏はなぜこのような謎めいた言葉を遺していたのか? 福島第一原発事故から3年が経ったにもかかわらず、いまなお多くの謎が残され、事故の検証作業はまだ途上にある。
 福島第一原発事故の検証報道で独走するNHKメルトダウン取材班が、500人以上の関係者取材、政府事故調・吉田調書や東電内部の極秘メモなど超一級資料などを駆使して、未解明の7つの謎に迫るミステリー・ノンフィクション。


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目次

はじめに
第1章 1号機の冷却機能喪失は、なぜ見逃されたのか?
第2章 ベント実施はなぜかくも遅れたのか?
第3章 吉田所長が遺した「謎の言葉」ベントは本当に成功したのか?
第4章 爆発しなかった2号機で放射能大量放出が起きたのはなぜか?
第5章 消防車が送り込んだ400トンの水はどこに消えたのか?
第6章 緊急時の減圧装置が働かなかったのはなぜか?
第7章 「最後の砦」格納容器が壊れたのはなぜか?
【特別編】東京電力原発トップが語る福島第一原発事故の「真実」

書誌情報

紙版

発売日

2015年01月16日

ISBN

9784062882958

判型

新書

価格

定価:924円(本体840円)

通巻番号

2295

ページ数

320ページ

シリーズ

講談社現代新書

電子版

発売日

2015年06月26日

JDCN

0628829500100011000M

著者紹介

著: NHKスペシャル『メルトダウン』取材班(NHKスペシャル メルトダウンシュザイハン)

NHKメルトダウン取材班 近堂靖洋  一九六三年北海道生まれ NHK科学文化部専任部長 福島第一原発など国内の原発事故のほか、オウム真理教事件や北朝鮮拉致事件などを取材。                      藤川正浩 一九六九年神奈川県生まれ NHK科学環境番組部チーフプロデューサー 原発事故のほか、気候変動など環境問題や自然番組などを制作。 鈴木章雄 一九七七年東京都生まれ NHK大型企画開発センターディレクター メルトダウンシリーズを中心にNHKスペシャルやクローズアップ現代を制作。 花田英尋 一九七九年青森県生まれ NHK科学文化部記者 福島第一原発の事故や廃炉、全国の原発の再稼働に向けた動きや課題などを取材。 岡本賢一郎 一九七八年香川県生まれ NHK科学文化部記者 震災当日から原発事故を取材するほか、原子力政策やノーベル賞など科学技術全般を担当。 沓掛愼也  一九七八年長野県生まれ NHK科学文化部記者 原子力安全・保安院、原子力規制委員会の担当を経て、現在東京電力の取材を担当。

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