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藤原道長 「御堂関白記」 (下) 全現代語訳
フジワラノミチナガミドウカンパクキゲゼンゲンダイゴヤク
- 訳: 倉本 一宏

この世をばわが世とぞ思う望月の欠けたることもなしと思えば―
三女威子を後一条天皇の中宮に立て、ついに「一家三后」を実現した道長。
宮廷での栄華が極まる一方で、その明るさに胸病、眼病が暗い影を落としはじめる。
政治から身を引き、極楽往生を願う晩年の日々。
いまに残る日記の最終条は念仏「十七万遍」であった。
平安時代最強の政治権力者の日記、ここに完結!
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目次
長和4年(1015)
長和5年(1016)
寛仁元年(1017)
寛仁2年(1018)
寛仁3年(1019)
寛仁4年(1020)
治安元年(1021)
書誌情報
紙版
発売日
2009年07月10日
ISBN
9784062919494
判型
A6
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
通巻番号
1949
ページ数
448ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2023年05月12日
JDCN
06A0000000000673092X
初出
現代語訳の底本としては、大日本古記録(東京大学史料編纂所・陽明文庫編、岩波書店、1952~1954年)を用い、陽明叢書(陽明文庫編、思文閣出版、1983~1984年)、平松本「御堂関白記」写真(京都大学総合図書館蔵)、「御堂関白記全注釈」(山中裕編、国書刊行会・高科書店・思文閣出版、1985年~)を参照。