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大清帝国への道
タイシンテイコクヘノミチ
- 著: 石橋 崇雄

従来、「異民族の征服王朝」もしくは「最後の中華王朝」とのみ捉えられてきた清は、満・漢・藩の「三つの貌」を持つ帝国だった。ヌルハチが統合した北方の一小国は、やがて長城を越えて北京に入城し、さらに中央アジアを制圧、康熙・雍正・乾隆という三帝のもとで最盛期を迎える。満洲語史料を読み解き、現代に続く多民族国家の形成過程を解明する。(講談社学術文庫)
北方の小集団はいかにして大帝国を築いたか
華夷秩序を超越し、「3つの顔」をもつ世界帝国=清朝は、多民族国家・現代中国の原型だった。ヌルハチから康熙・雍正・乾隆まで、大帝国の若々しい盛期を描く。
(原本タイトル『大清帝国』を改題)
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目次
序章 天安門から満漢全席まで――大清帝国と現代中国
第一章 三つの貌を持つ帝国
第二章 民族統合・建国から大清(ダイチン)国の成立
――初代ヌルハチと第二代ホン=タイジの時代
第三章 中国内地への進出から絶対君主権の確立へ
――第三代順治帝・第四代康熙帝・第五代雍正帝の時代
第四章 最大版図の形成――第六代乾隆帝の時代
第五章 「華夷一家」多民族王朝の確立
終章 帝国末期の改革と保守――大清帝国から満洲国へ
書誌情報
紙版
発売日
2011年09月14日
ISBN
9784062920711
判型
A6
価格
定価:1,100円(本体1,000円)
通巻番号
2071
ページ数
320ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2014年11月28日
JDCN
0629207100100011000O
初出
2000年に小社より刊行された「大清帝国」を、文庫化にあたり改題し、終章などを加筆したもの。
著者紹介
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