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知の百家言
チノヒャッカゲン
- 著: 中村 雄二郎

有史以来、フィロソフィー(知を愛すること)は人類とともにあった。先人たちの「知を愛する」営為の結晶である言葉を選び出し、その含蓄を引き出して、紹介する。<教養>としての哲学ではなく、激動の時代を生き抜くために、生きることに渇きを感じる強烈な好奇心に、思い考えること=生きることと直結するような「哲学」を提示する珠玉のエッセー集。(講談社学術文庫)
古今東西の「人類の英知」から厳選された哲学の言葉を、<好奇心><ドラマ><リズム>に溢れるエッセーで熟読玩味する
有史以来、フィロソフィー(知を愛すること)は人類とともにあった。先人たちの「知を愛する」営為の結晶である言葉を選び出し、その含蓄を引き出して、紹介する。<教養>としての哲学ではなく、激動の時代を生き抜くために、生きることに渇きを感じる強烈な好奇心に、思い考えること=生きることと直結するような「哲学」を提示する珠玉のエッセー集。
「人々が時の流れのあまりに速やかなことに罪を着せて、時の逃れ去るのを嘆くのは、見当違いだ」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
「自然科学においても、探究の対象はもはや自然自体ではなく、人間に問いかけられた自然である」(ハイゼンベルク)
「幸福であるとは、なんのおそれもなしに自己を眺めうる、ということである」(ベンヤミン)
「われわれの憎むものが否定されたり、他の禍(わざわい)を被ったりするのを想像して生じるよろこびは、必ず心の悲しみを伴っている」(スピノザ)
※本書は、1999年に朝日新聞社から刊行された『人類知抄 百家言』を文庫化にあたり改題したものです。
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目次
学術文庫版まえがき
1 クンデラ/2 ドストエフスキー/3 マルクス・アウレリウス/4 老子/5 テイヤール=ド=シャルダン/6 エピクロス/7 シオラン/8 モンテーニュ/9 空海/10 シェイクスピア/11 王陽明/12 モーツァルト/13 ラッセル/14 イグナチウス・デ・ロヨラ/15 ゲーテ/16 レヴィナス/17 チェーホフ/18 アイソポス/19 一遍/20 ジンメル/21 ホワイトヘッド/22 タゴール/23 エマーソン/24 セネカ/25 ロダン/26 ベーコン/27 クレー/28 世阿弥/29 キルケゴール/30 レオナルド・ダ・ヴィンチ/31 ベイトソン/32 バガヴァッド/33 魯迅/34 プロティノス/35 アインシュタイン/36 エックハルト/37 明恵/38 アラン/39 プルタルコス/40 ベルジャーエフ/41 ラ・ロシュフーコー/42 ユング/43 ロレンス/44 岡倉天心/45 アミエル/46 プラトン/47 ヴェーユ/48 エリアーデ/49 オルテガ/50 デカルト/51 マホメット/52 スピノザ/53 ディドロ/54 ハイゼンベルク/55 パス/56 アシジのフランチェスコ/57 ベートーヴェン/58 ファーブル/59 ニーチェ/60 鈴木大拙/61 アーレント/62 ランボー/63 ベーメ/64 フーコー/65 荀子/66 ゴーギャン/67 ウィーナー/68 ミード/69 アウグスティヌス/70 夏目漱石/71 ヘーゲル/72 ヒポクラテス/73 荘子/74 ダンテ/75 フランクリン/76 ブルーノ/77 フロイト/78 エラスムス/79 内村鑑三/80 ルソー/81 カフカ/82 ルター/83 バシュラール/84 ボルヘス/85 司馬遷/86 ショーペンハウアー/87 ヴァレリー/88 カンパネッラ/89 ドゥルーズ&ガタリ/90 西田幾多郎/91 イヨネスコ/92 朱子/93 レヴィ=ストロース/94 リルケ/95 トルストイ/96 マキアヴェリ/97 ルロア=グーラン/98 アリストテレス/99 ベンヤミン/100 パスカル
あとがき
選書版あとがき
冒頭文出典一覧
事項索引
人名索引
書誌情報
紙版
発売日
2012年08月11日
ISBN
9784062921244
判型
A6
価格
定価:1,210円(本体1,100円)
通巻番号
2124
ページ数
352ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2014年11月28日
JDCN
0629212400100011000V
初出
1999年に朝日新聞社から刊行された「人類知抄 百家言」を文庫化にあたり改題したもの。
著者紹介
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