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馬賊の「満洲」 張作霖と近代中国
バゾクノマンシュウチョウサクリントキンダイチュウゴク
- 著: 澁谷 由里

日露の脅威がせまる清朝末期の混沌に、馬賊は生まれた。混乱の中、軍閥の長となり中原への進出をうかがい、覇権を目指した「東北王」張作霖もそんな一人だった。虚飾にとらわれた従来の張作霖像を解体し、中国社会が包含する多様性にねざす地域政権の上に馬賊を位置づけ、近代へと変貌する激動の中国と日中関係史を鮮やかに描き出した意欲的な試み。
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目次
はじめに
第一章 「馬賊」はなぜ現れたのか?
第二章 張作霖登場──「馬賊」から「軍閥」へ
第三章 王永江と内政改革──軍閥期の「満洲」
第四章 日本人と「馬賊」
終 章 現代日本にとっての「満洲」・「馬賊」
註
参考文献
張作霖・中国近代史関連年表
原本あとがき
学術文庫版あとがき
書誌情報
紙版
発売日
2017年06月10日
ISBN
9784062924344
判型
A6
価格
定価:1,034円(本体940円)
通巻番号
2434
ページ数
272ページ
シリーズ
講談社学術文庫
電子版
発売日
2017年06月23日
JDCN
06A0000000000000523Y
初出
本書の原本は、2004年12月、『馬賊で見る「満洲」―張作霖のあゆんだ道―』の表題で、小社より刊行されました。
著者紹介
1968年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。富山大学人文学部教授を経て、帝京大学文学部教授。専門は中国近現代史。著書に『「漢奸」と英雄の満洲』『〈軍〉の中国史』などがある。
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