習近平のデジタル文化大革命 24時間を監視され全人生を支配される中国人の悲劇

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習近平のデジタル文化大革命 24時間を監視され全人生を支配される中国人の悲劇

シュウキンペイノデジタルブンカダイカクメイニジュウヨジカンヲカンシサレゼンジンセイヲシハイサレルチュウゴクジンノヒゲキ

講談社+α新書

4億人の既得権者たる都市住民が、9億人の農民戸籍者たちから搾取しながら成長する中国の体制を守るため、習近平が確立しようとしている手法、それ「デジタル文化大革命」だ。1966年の文化大革命――それが中国に何をもたらすか、正しく見通すことができた人はいなかった。「デジタル文化大革命」が始まった2018年の状況は、1966年によく似ている。隣国である中国で新たな運動が始まった。日本人よ、注視せよ!


 著者の書籍は中国のブラックリストの載った。もう中国を訪問することはできない。中国の空港で飛行機からイミグレーションに向かおうとした瞬間、顔認証システムを備えたカメラが筆者の顔を捉え、官憲によって別室に連れていかれ、スパイ容疑で逮捕される可能性があるからだ。
 ――これが、4億人の既得権者たる都市住民が、9億人の農民戸籍者たちから搾取しながら成長する現在の中国の体制を守るため、習近平が始めた「デジタル文化大革命」の恐ろしい実態だ。
 1966年の文化大革命――それが中国に何をもたらすか、正しく見通すことができた人はいなかった。「デジタル文化大革命」が始まった2018年の状況は、1966年によく似ている。隣国である中国で新たな運動が始まった。日本人はその動きを注視し、その行方を的確に見通す必要がある。


Ⓒ川島博之

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書誌情報

紙版

発売日

2018年10月20日

ISBN

9784065132609

判型

新書

価格

定価:924円(本体840円)

ページ数

208ページ

シリーズ

講談社+α新書

電子版

発売日

2018年10月19日

JDCN

06A0000000000071322G

著者紹介

著: 川島 博之(カワシマ ヒロユキ)

かわしま・ひろゆき―1953年、東京都に生まれる。東京大学工学博士。東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。専門は、環境経済学、システム農学。2011年には、行政刷新会議ワーキンググループ(提言型政策仕分け)の評価者を務める。1977年、東京水産大学卒業。1983年、東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得のうえ退学。農林水産省農業環境技術研究所主任研究官、ロンドン大学客員研究員などを歴任。著書には、ベストセラーになった『戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊』(講談社+α新書)、『「食糧危機」をあおってはいけない』(文藝春秋)、『「作りすぎ」が日本の農業をダメにする』(日本経済新聞出版社)などがある。   

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